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2024.04.30ブログ

TMS治療が脳に与える影響、エクソソーム点滴、NMN点滴との相乗効果について、名古屋の児童精神科医が解説

TMS治療が脳に与える影響、エクソソーム点滴、NMN点滴との相乗効果について、名古屋の児童精神科医が解説

 

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

 

今回は、TMS治療が脳に与える影響、エクソソーム点滴、NMN点滴との相乗効果について解説します。

 

 

当法人では、TMS治療をメンタルクリニックで導入していますが、一部のクリニックでエクソソームのうつ病への試験を行っています。

エクソソームは再生医療から生まれた治療で、細胞を修復、再生する効果があり、さまざな疾患で臨床試験がスタートしています。

 

NMN点滴もエクソソームとは機序が異なりますが、やはり抗老化作用のある治療として使用されています。

 

脳細胞の再生、修復がTMS治療の目的であるならば、同じ効果を違う機序でもたらすことができる、エクソソーム点滴、NMN点滴は相乗効果を発揮すると考えています。

 

 

①TMS治療は脳細胞をどのように変化させるか?

 

TMS治療(経頭蓋磁気刺激治療)は、脳の特定の神経細胞を非侵襲的に刺激することで、その活動を変化させる効果があります。この治療法では、強力な磁気パルスが利用され、脳の神経活動に直接的な影響を与えます。以下は、TMS治療が脳細胞に与える影響についての詳細です:

 

(1)神経細胞の活性化

TMS治療では、磁気コイルを通じて短い磁気パルスを脳に送ることで、脳の神経細胞に電流が誘導されます。この電流によって神経細胞の膜電位が変化し、神経細胞が活性化されます。この過程は、神経細胞がシナプスを通じて他の細胞に信号を送るのを助け、脳の特定の領域の機能を改善することが期待されます。

 

(2)神経伝達物質の放出

神経細胞の活性化によって、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の放出が促進されます。これらの化学物質は気分や感情、認知機能に重要な役割を果たしており、そのバランスの変化がうつ病を含む様々な精神疾患の症状改善に寄与すると考えられています。

 

(3)神経可塑性の促進

TMS治療が繰り返し行われることで、脳の神経可塑性、つまり脳細胞間の接続の強度を変化させる能力が向上します。長期的な治療によって、これらの変化が定着し、脳の構造や機能の長期的な改善が見込まれます。

 

(4)脳の機能的再構成

TMS治療による持続的な刺激は、脳の特定の領域における活動パターンを変更することができます。これにより、うつ病やOCD(強迫性障害)などの状態に関与する脳回路の再構成が促され、症状の緩和や解消につながることが期待されます。

 

まとめ

TMS治療は、脳の特定の領域に対する繊細な調整を提供することで、神経細胞の活動を促進し、神経伝達物質のレベルを変化させ、神経可塑性を改善します。これにより、脳の機能的な改善が図られ、多くの精神疾患の治療において有効な手段となり得ます。

 

 

②TMS治療とエクソソーム点滴、NMN点滴は相乗効果について

 

TMS治療(経頭蓋磁気刺激治療)、エクソソーム点滴、およびNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)点滴は、それぞれ異なる機序で身体や脳に作用する治療法です。、以下に各治療法の特性を説明し、潜在的な相互作用について考察します。

 

TMS治療

TMS治療は、非侵襲的な脳刺激技術で、特にうつ病やその他の神経精神疾患の治療に用いられます。この治療は、脳の特定の部位に磁気パルスを送ることで、神経細胞の活動を促進または抑制し、症状を改善します。

 

エクソソーム点滴

エクソソームは細胞間でシグナル伝達を担う小さな細胞外小胞で、多くの生物学的分子を運びます。エクソソーム点滴は、これらの小胞を用いて再生医療や抗炎症治療に利用されています。

 

NMN点滴

NMNはNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)の前駆体であり、細胞のエネルギー代謝や修復プロセスに重要な役割を果たします。NMN点滴は、エイジングの逆転や一般的な健康状態の向上を目指して使用されています。

 

相乗効果の可能性

TMS治療が神経活動を直接的に変化させるのに対し、エクソソーム点滴とNMN点滴は細胞レベルでの修復や代謝プロセスを改善する可能性があります。理論的には、これらの異なるアプローチが組み合わさることで、神経機能の回復や全体的な健康改善に対して相乗効果が期待できます。

 

これらの治療を組み合わせることで、精神科の内服を使用せず、脳細胞の正常化をもたらすことができる可能性あります。

 

精神科の内服治療は有効な選択肢ではあると思いますが、精神科の内服に対して抵抗感のある方が一定数いて、使用に躊躇するケースも多く見てきました。

 

精神科内服を使用せず症状を改善したい方や、すでに使っている内服を減らす、もしくは中止するための治療として、TMS治療やエクソソーム点滴、NMN点滴は一つの可能性をもった治療だと考えています。

 

TMS治療は20分程度の時間がかかりますが、その間に点滴を同時に施術できるので、早期の症状改善を目指すのであれば、エクソソームもしくはNMNの点滴治療を併用した方がいいだろうと思います。

 

 

医療法人永朋会 理事長

加藤晃司

 

 

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