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不安をキープする力は、不安を持ち続けることでしか増えてはいかない、名古屋の児童精神科医が解説
不安をキープする力は、不安を持ち続けることでしか増えてはいかない、名古屋の児童精神科医が解説
こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。
今回は、不安をキープする力は、不安を持ち続けることでしか増えてはいかない、について解説します。
なんども同じテーマでは書いていますが、大事なことなので、切り口を変えながらなんども説明しています。
不安、は誰にでもある感情です。
自分では止めることはできず、湧き上がってきます。
それが現実からあまりにも離れすぎたものになってきたら、妄想といわれる表域、精神病態に入ってしまうこともあります。
逆に理由なき不安発作、はパニック発作ともいわれていて、特に何もないのに不安な気持ちや、動悸、呼吸苦などが急に出現します。
これも現実とは相関性が少ないですが、不安です。
不安になると、ドキドキしたり、息苦しくなったり、自律神経が乱れますので、体の症状もいろいろと出てきてしまいます。
不安とは、自分にとっては不快なものなので、人は自動的にディフェンスをしてしまいます。
不安を相手にぶつけてみたり、いらいらで外側に放出したり、自傷行為をしてみたり、どれも不安のない自分に戻るために、自動的に思いつくことです。
しかしこれを繰り返していては不安のキープ力はあがりません。
不安とは、自分で持ち続けないと、不安耐性はあがらない、筋トレみたいなものです。
もちろん、内服で一時的に不安を軽減してみたり、カウンセリングでカウンセラーに一時的に預かってもらう、ことはできます。
ですが最後は自分で自分の不安を持たなければ、本質的な不安への強さは身に付きません。
伴走するものとして、医師やカウンセラーは存在しています。
うまくできるようになれば、治療を卒業もできますので、頑張っていきましょう。
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子どものためのメンタルクリニック
医療法人永朋会 和光医院
児童精神科・精神科・心療内科
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電話 : 052-712-1777
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地下鉄名城線「砂田橋」駅 1番出口より徒歩10分
Nagoya Child Psychiatrist Explains: The Power to Maintain Anxiety Can Only Grow by Holding Onto It
Hello, this is Koji Kato, Director of Wako Clinic, a child psychiatry clinic in Nagoya.
Today, I will discuss the idea that the ability to cope with anxiety can only grow by continuing to hold onto it.
I’ve touched on this topic many times in various ways, but since it’s important, I continue to explain it from different angles.
Anxiety is a feeling everyone experiences. It rises within us, often beyond our control.
If anxiety strays too far from reality, it can lead to delusions, crossing into psychotic states. On the other hand, sudden anxiety attacks without any apparent cause, such as heart palpitations or shortness of breath, are often referred to as panic attacks. These also stem from anxiety, even though they are disconnected from real-life events.
When we feel anxious, our autonomic nervous system reacts, leading to symptoms like increased heart rate, breathlessness, or other physical signs. Anxiety, being an unpleasant feeling, often leads people to automatically defend against it.
People may react by projecting their anxiety onto others, releasing it as irritation, or engaging in self-harm—all as automatic attempts to return to a state without anxiety.
However, continually relying on these strategies prevents one from strengthening their ability to hold onto anxiety. Just like muscle training, you can only build “anxiety tolerance” by holding onto the anxiety yourself.
Of course, there are temporary ways to ease anxiety, such as medication or seeking support from a counselor to share the burden. But ultimately, unless you learn to hold onto your anxiety yourself, you won’t develop the fundamental strength to cope with it.
As a doctor or counselor, our role is to support you along the way. Once you master this skill, you can even “graduate” from treatment. Let’s work together to build that strength.
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