名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

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2024.12.05ブログ

最初に認められる症状がどんなに軽く見えても、病態水準が重たい場合には急激な進行に注意が必要、名古屋の児童精神科医が解説

最初に認められる症状がどんなに軽く見えても、病態水準が重たい場合には急激な進行に注意が必要、名古屋の児童精神科医が解説

 

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

 

 

今回は、最初に認められる症状がどんなに軽く見えても、病態水準が重たい場合には急激な進行に注意が必要、について解説します。

 

 

児童精神科には、ほんとにさまざまな主訴でクリニックに来院されます。

 

それは寝つきが悪い、少し元気がないような気がする、食事量が減った、学校にいきたがらない、外に遊びにいくのが少なくなった、成績が落ちた、などなど、さまざまです。

 

いっけんそれほど重篤に見えない主訴であっても、ほんとうにそうなのかは、病態水準を判断しなければいけません。

 

病態水準とは、病態の重さを判定するもので、神経症、境界域、精神病圏、などと表現されています

 

しかし重要なのはその呼び方ではなく、そういう尺度が存在し、それを判定するやり方を知っている、ことです。

 

最近の精神医学の臨床教育では、私が知る限りでは、ほとんどの病院でこれはトレーニングされていません。

絶滅するんじゃないかとさえ思います。

 

DSM診断には関係がないから、というのがもっとも言われていますが、そもそも教えることができる人がほとんどいないから、でしょう。

今後はなおさらに教える人は減っていくでしょうから、つらいところです。

 

病態水準が重ければ、ささいな主訴であっても、それがどこかのタイミングで急速に悪化する可能性があります。

 

そう思いながら、治療を計画し、組み立てていきます。

 

逆に重そうな主訴でも、病態水準が軽そうなら、経過観察で様子を見ることもあります。

 

このあたりの感覚はいまとなっては医師よりも、心理士の方がするどいかもしれません。

 

しかし薬を使うとなれば、医師の診察が必要となります。

 

それは子どもでも、大人でも、やり方は変わりません。

 

児童精神科は発達障害だけを診察する診療科ではありません。

 

子どもがいずれ大人になるわけですから、どの年齢のどの症状でも対応していく必要があります。

 

いずれにしても、主訴がささいなことでも、それがほんとに様子見で大丈夫なのかは一度みてみないとわかりません。

 

気になることがあれば、当院へご相談ください。

 

 

当院ホームページはこちらより

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子どものためのメンタルクリニック

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児童精神科・精神科・心療内科

 

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ven If Initial Symptoms Seem Mild, Pay Attention to the Risk of Rapid Progression When the Pathological Level Is Severe: Explanation by a Child Psychiatrist in Nagoya

 

Hello, I’m Dr. Koji Kato from Wako Clinic, a specialized child psychiatry clinic located in Chikusa Ward, Nagoya City, under the Eihoukai Medical Corporation.

 

Today, I will discuss the importance of paying attention to the risk of rapid progression, even when the initial symptoms appear mild, if the underlying pathological level is severe.

 

In child psychiatry, patients visit the clinic for a wide variety of reasons.

These include issues like trouble falling asleep, appearing slightly less energetic, reduced appetite, reluctance to attend school, less frequent outdoor play, or declining academic performance, among others.

 

Even if these complaints don’t seem severe at first glance, determining whether that is truly the case requires assessing the pathological level.

 

What Is Pathological Level?

The pathological level refers to the severity of the condition and is classified into categories such as neurosis, borderline, or psychotic spectrum. However, the specific terminology is less important than understanding that such a scale exists and knowing how to evaluate it.

 

In modern psychiatric clinical education, as far as I know, most hospitals no longer train clinicians in this approach. It’s becoming a lost skill.

The most common reason cited is that it is unrelated to DSM diagnoses. However, the deeper issue is likely the scarcity of professionals who can teach this method. This trend will likely continue, making it an even greater challenge in the future.

 

Why Pathological Level Matters

If the pathological level is severe, even minor complaints can rapidly worsen at some point. Treatment plans and approaches must be designed with this possibility in mind. Conversely, even seemingly severe complaints can sometimes be safely monitored if the pathological level appears mild.

 

Psychologists may sometimes have sharper instincts than physicians in this regard. However, when medication is required, a physician’s involvement becomes essential. This approach is consistent for both children and adults.

 

Understanding Child Psychiatry

Child psychiatry is not solely a field for diagnosing and treating developmental disorders. Children grow into adults, so it is essential to address symptoms at any age and of any type.

 

Even minor complaints warrant professional evaluation to determine whether observation alone is sufficient. If you have any concerns, feel free to consult us at our clinic.

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