名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

診療のご相談・ご予約はお気軽に 052-712-1777 【受付時間】9:00〜18:00 【休診日】日・祝日

ブログ

2026.09.29|

2学期の席替えを強く嫌がる子どもへ|教室の環境変化による不安と学校でできる配慮、相談の目安【名古屋市千種区・茶屋ヶ坂】


教室の座席で不安そうに窓の外を見つめる子どもと、穏やかに寄り添う保護者を表現したイメージ

2学期は、席替えや係・班の変更、行事の準備など、教室内の人間関係や過ごし方が変わりやすい時期です。周囲からは小さな変化に見えても、子どもにとっては「誰の近くになるのか」「先生の声が聞こえるか」「落ち着いて授業を受けられるか」が分からない、大きな不安になることがあります。

「席替えの話が出てから朝にお腹が痛い」「新しい席になってから帰宅後にぐったりする」「休み時間を一人で過ごすようになった」といった様子が続く場合、単なるわがままや気持ちの弱さとして急がせず、何が負担になっているのかを丁寧に確かめることが大切です。

席替えが強い負担になる背景

席替えへの戸惑い自体は珍しいことではありません。ただし、困り感が強いときには、複数の要因が重なっている場合があります。

見通しが立たないことへの不安

「いつ、どのように決まるのか」「隣の子とどう話せばよいのか」が分からない状況は、不安を高めます。予定の変更が苦手な子どもや、ASD(自閉スペクトラム症)の特性がある子どもでは、普段のルーティンが変わること自体に強い負担を感じることがあります。

音・視線・人の動きによる疲れ

廊下側、出入口付近、窓側、前後の席など、座る位置によって音や光、人の出入り、周囲からの視線の感じ方は変わります。感覚の敏感さがある場合は、以前の席では何とか保てていた集中や気持ちの安定が、新しい環境で崩れることがあります。

注意を保つ難しさや対人面の心配

板書が見えにくい、教師の指示を聞き逃しやすい、近くの物音や友人の動きに注意が向きやすいといったことは、座席によって困り方が変わります。ADHDの特性がある子どもでは、不注意や衝動性が目立ちやすい配置になることもあります。また、過去にからかい、孤立、友人関係の行き違いがあった場合は、新しい席への警戒が強くなることがあります。

家庭でまず確認したいこと

「席替えくらいで」と否定するよりも、具体的な困りごとを言葉にできるように手伝いましょう。「隣の子が嫌なのかな」「音が気になるのかな」「先生や黒板が見えにくいのかな」など、答えを決めつけない聞き方が役立ちます。

  • 不安が始まった時期と、席替えとの時間的な関係
  • 朝、学校、帰宅後、就寝前のどの場面で負担が強いか
  • 腹痛、頭痛、吐き気、動悸、不眠などの身体症状の有無
  • 特定の友人、音、視線、授業、休み時間など、困る場面
  • 以前の席や落ち着けた環境で、過ごしやすかった条件

本人が話したくないときは、無理に聞き出す必要はありません。「困ったら一緒に考える」「話せるときに教えて」と伝え、安心して話せる余地を残すことが重要です。

学校と共有できる配慮の例

配慮は、特別扱いを求めることではなく、子どもが学習や学校生活に参加しやすくなる条件を一緒に探すことです。本人の希望、担任の先生の見立て、教室の状況を踏まえて検討します。

  • 席替えの時期や手順を、できる範囲で事前に知らせてもらう
  • 黒板や教師の声を捉えやすく、刺激が比較的少ない位置を相談する
  • すぐに固定が難しい場合、一定期間試してから調整する
  • 困ったときに担任へ伝える合図や相談先を決めておく
  • 座席だけでなく、休み時間やグループ活動での負担も確認する

座席の位置だけが原因とは限らないため、「この席なら必ず大丈夫」とは言い切れません。それでも、環境の調整と気持ちの整理を並行して行うことで、負担が和らぐことがあります。

児童精神科に相談を考える目安

席替えをきっかけにした不調が長引く、学校生活全体に支障が広がる、家庭での疲れやイライラが強い場合は、背景を整理するために相談をご検討ください。発達特性、不安、睡眠の乱れ、友人関係、学習上の困難などを含め、子どもごとに異なる要因を丁寧に確認します。

特に、登校できない状態が続く、眠れない・食べられないなど生活への影響が大きい、気分の落ち込みが強い、自分を傷つける行為や「消えたい」といった発言がある場合は、早めの相談が必要です。緊急性が高いと感じる場合は、予約を待たずに地域の救急相談窓口等もご利用ください。

よくある質問

Q. 席替えを嫌がるだけで受診してもよいですか?

A. 受診が必要かどうかをご家庭だけで判断しきれないこともあります。腹痛や不眠、登校しぶり、学習への影響などがある場合は、困りごとの整理のために相談できます。

Q. ASDやADHDがあると、席はどこがよいですか?

A. 一律の正解はありません。音、光、人の動き、板書の見やすさ、先生との距離、友人関係など、本人が過ごしやすい条件を個別に検討します。

Q. 学校にはどの段階で相談すればよいですか?

A. 不安が強くなる前に、本人が困っている点を簡潔に共有できるとよいでしょう。すでに身体症状や登校への影響がある場合は、担任や養護教諭などへ早めに相談することをおすすめします。

名古屋市千種区・茶屋ヶ坂で、子どもの学校生活の不安を相談したい方へ

和光医院では、席替えなどの環境変化をきっかけにした不安、学校生活での困りごと、発達特性に関するご相談を児童精神科・精神科・心療内科でお受けしています。初診は公式サイトのLINE初診予約または電話 052-712-1777。再診は電話または公式予約システム(チェック・オン)。


受診される方へ

初めて受診される方

当院は予約制をとっておりますが、初診の場合は若干のお時間をいただくこととなり、お待ちいただくことがあります。スムーズにご案内する為に、WEB問診のご利用をおすすめいたします。
WEB問診はこちら >

初診予約はLINEまたはお電話にてお願いします。

再診される方

お電話もしくは予約システム(チェック・オン)から予約を取ることもできます。予約の変更や取り消しをご希望の場合には、診療時間内に受付にお電話いただくか、予約システムから変更・取り消しを行ってください。

パソコン・携帯から簡単にご予約できます。

和光医院 診療時間のご案内

診療時間のご案内

【診療時間】
午前 9:00〜13:00
 午後 15:00〜18:00 
土曜 9:00〜14:00

【休診日】 日・祝日

患者様へのご案内

  • 明細書について:当院では、療養費規則に基づき明細書の発行を無料で行っています。
  • 一般名による処方について:後発医薬品が存在する場合は、商品名ではなく一般名(有効成分名)で処方することがあります。
  • 医療情報の活用について:当院では、安心な医療を提供する為、オンライン資格確認や電子処方箋データ等の情報を活用して診療を行っています。