名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

診療のご相談・ご予約はお気軽に 052-712-1777 【受付時間】9:00〜18:00 【休診日】火・日・祝日

ブログ

2023.07.03

コミュニケーション力は、向上させることができるかもしれない

コミュニケーション力は、向上させることができるかもしれない

コミュニケーションが苦手、人とうまく関係を築けない、などの主訴で来院される方、結構増えたと思います。

それはきっと、アスペルガー障害、自閉性スペクトラム障害、などのコミュニケーションの苦手さが、なんらかの疾患に原因があるのではないか、ということが世に知識として広がったからだと思います。

そのこと自体は悪いことではないと思っています。
自分のせい、努力不足、とまわりから言われていたことが、もしかしたら、改善する可能性があるからです。

コミュニケーションとは、同時処理の連続です。

相手の会話の大きさ・抑揚など聴覚情報処理、どんな顔・態度で話しているかなど視覚情報の処理、こちらの身振り手振りを交えた運動神経の連動、など、相手の情報、こちらの情報、多くの情報処理を同時に行い、そしてそれを判断しながら、自分の発言、行動、態度、などに反映させていく。
まさにパソコンならスペックが高い方が得意そうな内容です。

同時処理が苦手、というと、以前ブログでも買いましたが、ADHDの不注意症状がそれにあたります。

不注意症状があると、同時処理はかなり苦手になります。

そしてアスペルガー、自閉性スペクトラム障害にはADHD症状がオーバーラップしていることが結構あります。

むしろコミュニケーションの苦手さというのが、対人相互性の障害(空気がよめないの原因)よりも同時処理の苦手さに原因がある方、結構います。

こちらが原因であれば、不注意症状を改善しつつ、あとは場数や、成功体験での自信など、経験の数と量で会話の総合力を上げていくことができるはずです。

ADHDには内服治療があり、不注意症状を一時的ですが改善することが可能です。

また状況理解、場の理解が瞬間的に苦手だとしても、そのシチュエーションを多く経験、記憶すれば、手札の中から正解のコミュニケーションカードを切る、ことも可能です。
この判断力にも、不注意症状がかかわっていることもあるからです。

医療法人永朋会 理事長
加藤晃司

受診される方へ

初めて受診される方

当院は完全予約制をとっておりますが、初診の場合は若干のお時間をいただくこととなり、お待ちいただくことがあります。スムーズにご案内する為に、WEB問診のご利用をおすすめいたします。
WEB問診はこちら >

初診予約は電話にてお願いします。

再診される方

お電話もしくは予約システム(チェック・オン)から予約を取ることもできます。予約の変更や取り消しをご希望の場合には、診療時間内に受付にお電話いただくか、予約システムから変更・取り消しを行ってください。

パソコン・携帯から簡単にご予約できます。

和光医院 診療時間のご案内

診療時間のご案内

【診療時間】
午前 9:00〜13:00
 午後 15:00〜18:00 
土曜 9:00〜14:00

【休診日】 火・日・祝日

患者様へのご案内

  • 明細書について:当院では、療養費規則に基づき明細書の発行を無料で行っています。
  • 一般名による処方について:後発医薬品が存在する場合は、商品名ではなく一般名(有効成分名)で処方することがあります。
  • 医療情報の活用について:当院では、安心な医療を提供する為、オンライン資格確認や電子処方箋データ等の情報を活用して診療を行っています。