名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

診療のご相談・ご予約はお気軽に 052-712-1777 【受付時間】9:00〜18:00 【休診日】火・日・祝日

ブログ

2023.11.07

抗酸化、抗炎症の精神科領域での治療での重要性

抗酸化、抗炎症の精神科領域での治療での重要性

 

酸化によって細胞はさびて、老化する。

抗酸化というテーマは、精神科に限らないですが、細胞を健康に保つために重要だということが分かっています。

 

栄養療法は、精神科疾患の治療でも重要だなと考えて、クリニックに管理栄養士の方を入れたり、「心と体にいいレシピ」をABCクッキングさんとコラボして考えたりしてきました。

 

https://ameblo.jp/atdoctor/

 

すべてのレシピに対して、どの栄養素がなんの症状に効果があるのか、コメントを自分で作っていたのでしたが、ほんとに大変でした。

大変でしたが、自分の勉強にもなって、それ以降、食事に対する考え方が変わりました。

それは今でも自分でも実践しています。

 

この時は、抗酸化、がテーマでした。

 

最近では、抗炎症、が細胞の老化や損傷にとってキーファクターとなっているという報告をよく目にするようになりました。

 

例えば、脳の慢性炎症が、精神症状を引き起こす原因となっている可能性を示唆する論文もでてきています。

 

酒、たばこ、ストレス、疲労、紫外線、アレルゲン、などなど、あらゆる外的要因によって、細胞は常にダメージを受けています。

つまり細胞レベルで炎症がおきている状態です。

破壊→修復が常に細胞間で繰り返されていますが、年齢とともに細胞を修復する幹細胞の数も減り、その機能も落ちていきます。

 

修復よりも破壊の方が上回ってきたら、ダメージは蓄積し、いずれは癌化していく可能性もあります。

 

血管の慢性炎症などは、あらゆる疾患の原因の一つとなるでしょう。すべての細胞は血管でつながっているわけですから。

 

精神科だから、心の病気、だと考えるのはあまりにも一元的過ぎます。

あらゆる細胞はつながっており、それは脳細胞もそうです。

精神科の症状のすべてが脳機能障害ではないですが、心と脳は、かなり影響しあっているのは間違いありません。

 

倦怠感、動悸、呼吸苦、頻脈、腹痛、下痢、頻尿、などは自律神経症状でよく認められる症状ですが、これらは分かりやすくそれぞれの原因となる臓器が想像できます。神経の異常ではなく、臓器の不具合でもこれらは分かります。採血や画像診断では分からないから、精神症状、神経症状、だというのはやはりちょっと違うかなと思います。

 

うつ病、適応障害などは、ストレスがきっかけや原因といわれたりしているため、症状のすべてが心的ストレスや現実的な問題に焦点があてられがちです。

ですが、ストレスがなくなったからといって、不調がなくなるわけではないことはよくあります。そうすると、適応障害→うつ病に進展してしまいましたね、とよく言われがちですが、そんな単純なものじゃないだろうとほんとに思います。

 

ストレスがきっかけで細胞は、酸化、炎症を発生します。そのダメージはストレスがなくなったとしても、継続することもあります。

 

つまり、心ー体(脳)ー環境、は複雑にからみあっていて、どれかだけが原因なんてことはほぼないでしょう。

からみあっているはずです。

 

 

やれることからやっていけばいいと思うので、常に細胞レベルで体の方は整えるように頑張る、ってわるくないと思っています。

 

精神症状に対する抵抗力も、体が元気にこしたことはありません。

 

私は人に進めることは自分で実践するようにしているので、抗酸化に加え、抗炎症も生活していくうえでテーマになっています。

 

細胞レベルで健康を保つためにはどうしたらいいのか。

最新の情報は調べつづけようと思います。

 

 

医療法人永朋会 理事長

加藤晃司

受診される方へ

初めて受診される方

当院は完全予約制をとっておりますが、初診の場合は若干のお時間をいただくこととなり、お待ちいただくことがあります。スムーズにご案内する為に、WEB問診のご利用をおすすめいたします。
WEB問診はこちら >

初診予約は電話にてお願いします。

再診される方

お電話もしくは予約システム(チェック・オン)から予約を取ることもできます。予約の変更や取り消しをご希望の場合には、診療時間内に受付にお電話いただくか、予約システムから変更・取り消しを行ってください。

パソコン・携帯から簡単にご予約できます。

和光医院 診療時間のご案内

診療時間のご案内

【診療時間】
午前 9:00〜13:00
 午後 15:00〜18:00 
土曜 9:00〜14:00

【休診日】 火・日・祝日

患者様へのご案内

  • 明細書について:当院では、療養費規則に基づき明細書の発行を無料で行っています。
  • 一般名による処方について:後発医薬品が存在する場合は、商品名ではなく一般名(有効成分名)で処方することがあります。
  • 医療情報の活用について:当院では、安心な医療を提供する為、オンライン資格確認や電子処方箋データ等の情報を活用して診療を行っています。