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軽度の抑うつは、いらいらに転換しやすいので注意が必要、名古屋の児童精神科医が解説
軽度の抑うつは、いらいらに転換しやすいので注意が必要、名古屋の児童精神科医が解説
こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。
今回は、軽度の抑うつは、いらいらに転換しやすいので注意が必要、について解説します。
いらいらする、というのは主訴として結構多いです。
そして問答無用でいらいらしていると、対人的なトラブルが増えます。
対人的なトラブルは、日本社会においては、学校や仕事での集団生活をする場所で、不適応を起こしやすくなります。
そして失敗体験が繰り返されれば、自我機能は低下し、さらに抑うつ的になっていく、という負の悪循環に入っていきます。
いらいらが全面にでている時点で、その奥には抑うつが潜んでいる可能性があります。
いらいらを治療するのではなく、根本となっている抑うつの方をたたく必要があります。
ここで難しのがうつ病の診断がつくほどのうつ症状でないのなら、抗うつ薬はあまり効果がない、ということです。
まったく効かないかどうかは使ってみなければ分かりませんが、そのあたりは副作用との兼ね合いになると思います。
器質的に発生した抑うつは、心理療法のみでなんとかできるものでもありません。
抗うつ薬が効果不十分であったとしても、何か違う治療方法は探す必要があります。
精神科薬の中でなんとかするのなら、気分安定薬、抗精神病薬、抗不安薬、あたりがセカンドチョイスとなります。
精神科薬はどれも効果ない、もしくはなるべく使いたくない、ということなら、TMS治療を当院なら選択します。
漢方薬も悪くないですが、やはり即効性は乏しいです。
女性の方であれば、生理周期とある程度相関があれば、低用量ピルを使用して症状が改善した方もいます。
いらいらをコントロールできず、仕事やプライベートで困難が生じている方は、改善する可能性ありますので、当院へご相談ください。
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子どものためのメンタルクリニック
医療法人永朋会 和光医院
児童精神科・精神科・心療内科
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Mild Depression Can Easily Turn into Irritability: A Pediatric Psychiatrist in Nagoya Explains
Hello, this is Dr. Koji Kato, a pediatric psychiatrist at Wako Clinic, located in Chikusa-ku, Nagoya City.
Today, I’d like to discuss how mild depression can often manifest as irritability and why it is important to address this carefully.
Irritability: A Common Complaint
Irritability is a frequently reported symptom in clinical settings. When irritability becomes a dominant emotion, it often leads to interpersonal conflicts.
In Japan, where collective environments like schools and workplaces are integral to daily life, such conflicts can result in social maladjustment. Repeated failures in interpersonal interactions can further weaken one’s sense of self, deepening depressive tendencies and creating a vicious cycle.
Irritability Often Masks Underlying Depression
When irritability is at the forefront, it is essential to consider the possibility of underlying depression.
Instead of addressing the irritability alone, it is crucial to target the root cause: mild depression.
However, mild depression presents a unique challenge: it may not meet the clinical threshold for a diagnosis of major depressive disorder, making traditional antidepressant therapy less effective.
Treatment Approaches for Mild Depression with Irritability
- Medication Options
Antidepressants: These might be tried cautiously, but their effectiveness can vary. Side effects must be carefully weighed.
Mood stabilizers, antipsychotics, or anxiolytics: These may be second-line options if antidepressants are insufficient.
Herbal medicine (Kampo): While generally safe, it often lacks immediacy in effect.
- Non-Medication Interventions
TMS (Transcranial Magnetic Stimulation): For patients seeking alternatives to medication, TMS therapy can be highly effective. It targets brain areas associated with mood regulation and is available at our clinic.
Psychotherapy: Psychological support remains critical, though it may not suffice alone for biologically rooted depression.
Special Considerations for Women
For female patients, if symptoms correlate with their menstrual cycle, low-dose oral contraceptives (OCPs) may alleviate irritability and mood instability.
Conclusion
Unchecked irritability stemming from mild depression can lead to challenges both professionally and personally. However, identifying the root cause and choosing an appropriate treatment plan can improve outcomes.
If you are struggling with irritability that disrupts your daily life, please do not hesitate to contact our clinic. Together, we can explore effective solutions tailored to your needs.
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