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チックに対する薬物療法の使いどころ、について、名古屋の児童精神科医が解説
チックに対する薬物療法の使いどころ、について、名古屋の児童精神科医が解説
こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。
今回は、チックに対する薬物療法の使いどころ、について解説します。
チック症状は基本的には自然軽快していく可能性あり、内服が必ずしも必要ではありません。
なんらかの心的負荷や葛藤をかかえているのがきっかけになっている場合には、心理療法を行うこともあります。
しかし、特に何もストレスがかかっていなかったとしても、チックの症状のみが強くでてしまう時期はあります。
そしてそれにより生活に支障がでている時は、内服の使いどころだと思います。
チックの内服は使っている間だけチックが一時的にでにくくなるだけで、根治的な治療ではありません。
症状がでている時だけ頓服のように使用しているケースが多いです。
しかしチックは症状がひどくなる前に内服でややコントロールしておいた方が、重篤化しにくい印象はあります。
これまで治療してきた子どもも、大人も、内服をうまいタイミングで使っているケースの方が、症状が安定していました。
絶対に使わないと決めてしまうと、器質的な症状であるチックに関しては、難しい時があると思います。
内服はチックに限りませんが、使いこなすことができれば、一つの武器にはなります。
子どもでも使いやすい内服もでてきています。
注意しなくてはいけないのは、チックはは発達障害に合併しやすい症状です。
チックの裏側に、なんらかの発達障害があるのであれば、それは最初の段階でクリアにしておく必要があります。
ですので大人のチック症状であっても発達障害の鑑別は重要なので、児童精神科クリニックの受診をおすすめます。
当院は大人の発達障害の診察も行っていますので、ぜひご相談ください。
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子どものためのメンタルクリニック
医療法人永朋会 和光医院
児童精神科・精神科・心療内科
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Medication for Tic Disorders: When and How to Use It – Explained by a Child Psychiatrist in Nagoya
Hello, I’m Dr. Koji Kato, Director of Wako Clinic, a child psychiatry clinic in Chikusa Ward, Nagoya City, under the Eihokai Medical Corporation.
Today, I will explain the appropriate use of medication for tic disorders.
Understanding Tic Disorders and Medication
Tic symptoms often have the potential to resolve naturally over time, meaning medication is not always necessary.
When tics are triggered by psychological stress or unresolved conflicts, psychological therapy may be a useful intervention. However, there are instances when tic symptoms become pronounced even in the absence of significant stress.
If these symptoms interfere with daily life, medication becomes a viable option.
Role of Medication in Tic Disorders
Medication for tics typically reduces symptoms temporarily while being taken, but it does not provide a cure. It is often used on an as-needed basis during periods when symptoms are most severe.
While not curative, early intervention with medication may help prevent the symptoms from worsening. From my experience treating both children and adults, those who have strategically used medication at appropriate times tend to experience more stable symptom management.
Conversely, deciding never to use medication can make managing tics—an organic neurological condition—challenging in some cases.
Medication, when used effectively, can become a valuable tool in the management of tic disorders. Recent advances have also introduced medications that are easier for children to tolerate.
Important Considerations
One crucial point is that tics often co-occur with developmental disorders. If a developmental disorder underlies the tic symptoms, it is essential to identify and address it early on.
This applies to both children and adults. For adults experiencing tic symptoms, ruling out developmental disorders is a critical step, which is why I recommend consulting with a child psychiatry clinic for accurate diagnosis and treatment.
Conclusion
At our clinic, we also provide diagnostic and treatment services for adults with developmental disorders. If you have concerns about tic symptoms, whether for a child or an adult, please feel free to consult us.
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