名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

診療のご相談・ご予約はお気軽に 052-712-1777 【受付時間】9:00〜18:00 【休診日】日・祝日

ブログ

2026.08.02ブログ

不登校の子どもの家での過ごし方——「ゲームばかり・昼夜逆転」への正しい対応と回復の4段階を和光医院(名古屋市千種区・児童精神科)が詳しく解説

不登校の子どもの家での過ごし方——「ゲームばかり・昼夜逆転」への正しい対応と回復の4段階を和光医院(名古屋市千種区・児童精神科)が詳しく解説

「不登校になってから一日中ゲームをしている」「昼夜逆転してしまって生活リズムが崩れた」「何もしないで横になっているだけで心配」「勉強の遅れが気になって声をかけると怒る」「このまま引きこもりになってしまうのでは」「学校に行かなくなってから何か月も経つが、いつになったら回復するのか」——不登校の子どもが家でどのように過ごしているかを見て、保護者が毎日不安と焦りを感じているケースは非常に多くあります。しかし「ゲームばかり・昼夜逆転・何もしない」というように見える状態は、多くの場合「回復に必要なプロセス」です。焦って無理に動かそうとすることが、回復を遅らせる最大の原因になります。名古屋市千種区の児童精神科専門クリニック・和光医院が、不登校の回復の4段階・昼夜逆転への正しい対応・ゲームとの付き合い方・家での過ごし方の具体的なアドバイスまで、わかりやすく詳しく解説します。


目次

  1. 不登校の子どもの「家での過ごし方」——保護者が最も不安になる場面
  2. 不登校の回復は4段階——今どの段階かを知ることが最重要
  3. 【第1段階】混乱期——「とにかく休ませる」が正解
  4. 【第2段階】安定期——「ゲームばかり・昼夜逆転」が起きる段階
  5. 【第3段階】回復期——エネルギーが戻り始めるサイン
  6. 【第4段階】活動期——外への関心が出てきた
  7. 「昼夜逆転」への正しい対応——焦って直そうとしてはいけない理由
  8. 「ゲームばかり」への正しい対応——取り上げてはいけない理由
  9. 勉強の遅れが心配——「今は勉強よりも大切なこと」がある
  10. 家での過ごし方——段階別の具体的な関わり方
  11. 保護者自身が消耗しているとき——共倒れを防ぐために
  12. 「回復」のサインを見逃さないために
  13. どんな場合に専門家(児童精神科)に相談すべきか
  14. よくある質問(FAQ)
  15. 和光医院での診療について

1. 不登校の子どもの「家での過ごし方」——保護者が最も不安になる場面

保護者が最も困ること

不登校の子どもを持つ保護者からよく聞かれる声:

  • 「一日中スマホ・ゲームをしているが止めるべきか」
  • 「昼まで寝ていて、夜中に起きている。どうすれば昼夜逆転を直せるか」
  • 「ボーっとテレビを見るか、ゲームをするだけで何もしない。このままでいいのか」
  • 「せめて勉強だけはと声をかけると激しく怒る。どうすればいいか」
  • 「週・月単位で何も変わらない。このまま引きこもりになるのでは」

なぜ不安になるのか

保護者が不安になる背景には「早く学校に戻らないと将来が心配」という焦りがあります。しかしこの焦りが子どもに伝わり、子どもをさらに追い詰め回復を遅らせることがあります。

最重要のメッセージ:「ゲームばかり・昼夜逆転・何もしない」という状態は、多くの場合『回復に必要な休息』のプロセスです。


2. 不登校の回復は4段階——今どの段階かを知ることが最重要

不登校からの回復は一直線には進まず、波を繰り返しながら4つの段階を経ることが多いです。今どの段階にいるかを正確に知ることが、適切な関わり方の第一歩です。

段階 状態の特徴 保護者がすべきこと
第1段階:混乱期 学校に行けなくなったばかり・心身のエネルギーが枯渇 ひたすら休ませる
第2段階:安定期 昼夜逆転・ゲームばかり・家から出ない 見守る・安全基地でいる
第3段階:回復期 少し外出できる・家族と話せる・興味が出てきた 小さな活動を一緒に
第4段階:活動期 学校以外の場所・活動への関心が出てきた 選択肢を広げるサポート

多くの保護者が焦るのは第2段階(安定期)です。「何か月も経ったのに何もしていない」と見える状態は、多くの場合「安全基地(家庭)でエネルギーを充電している」段階です。


3. 【第1段階】混乱期——「とにかく休ませる」が正解

特徴

  • 学校に行けなくなったばかり(発症直後)
  • 毎朝「行かなければ」という葛藤・パニック・身体症状(腹痛・頭痛・嘔気)
  • 心身のエネルギーが完全に枯渇している状態
  • 「死にたい」「消えたい」という言葉が出ることもある

この段階でやるべきこと

「ひたすら休ませる」が唯一の正解です。

この段階で「とにかく学校に行かせよう」「少しでも何かしよう」と動かそうとすることは、回復を大幅に遅らせます。車で言えばガス欠の状態——まずガソリンを補給しないと、どこにも行けません。

  • 「休んでいいよ・ゆっくりしなさい」という明確な許可を与える
  • 登校を促す言葉・学校の話は一切しない
  • 家が「安全な場所」であることを体で示す

4. 【第2段階】安定期——「ゲームばかり・昼夜逆転」が起きる段階

特徴

  • 混乱期の急性症状が落ち着いてきた
  • 身体症状(腹痛・頭痛)は減少する
  • 昼夜逆転・ゲームばかり・動画を何時間も見るという状態になる
  • 家から出ない・友人との交流がない
  • 保護者から見ると「何もしていない・楽そうにしている」

なぜゲームや昼夜逆転が起きるのか

<cite index=”15-1″>ゲームやネットへの依存は、不登校のお子さんが学校以外の居場所を見つけることになります。</cite>

不登校の子どもがゲームに熱中する主な理由:

①心の安全地帯として: 学校という「失敗・傷つく場所」から離れ、ゲームの世界では「達成感・つながり感」が得られる ②時間の感覚の喪失: 学校という時間的なリズムを失ったため、睡眠・活動のリズムが崩れやすい ③自律神経の乱れ: 心理的ストレスによる自律神経の乱れが、睡眠リズムを崩す原因になる

<cite index=”9-1″>不登校の昼夜逆転はいつまで続くのか、多くの保護者が心配します。</cite>この段階では、無理に生活リズムを「直そう」とすることより、子どもが安心して過ごせる環境を整えることが優先です。


5. 【第3段階】回復期——エネルギーが戻り始めるサイン

特徴

  • ゲームや動画の時間が少し変化し始める
  • 家の中で自発的に動くことが増える(料理・掃除・ペットの世話等)
  • 家族との会話が増える・笑顔が戻る
  • 「外に行ってみようかな」という言動が出てくる
  • 夜の就寝時間が少し早まる

この段階での注意点

回復期は「波がある」ことが特徴です。元気な日と落ち込む日を繰り返しながら、少しずつ回復していきます。

**「昨日は元気そうだったのに今日また落ち込んでいる→やっぱり治らない」という判断は誤りです。**波を繰り返しながら確実に回復しています。


6. 【第4段階】活動期——外への関心が出てきた

特徴

  • フリースクール・居場所・習い事等への関心が出てくる
  • 「少し勉強してみようかな」という言動が出る
  • 友人に連絡を取り始める
  • 学校への関心が戻ってきた(保健室登校・別室登校等)

この段階での保護者の役割

選択肢を広げるサポートをしながら、焦らせない関わりを継続します。「そろそろ学校に戻れるのでは」と期待しすぎて急かすことが、この段階での最大のリスクです。


7. 「昼夜逆転」への正しい対応——焦って直そうとしてはいけない理由

昼夜逆転が起きるメカニズム

<cite index=”9-1″>不登校の昼夜逆転は、無気力型不登校の原因となることがあり、回復までのステップや対応が重要です。</cite>

昼夜逆転は以下のメカニズムで起きます:

  • 学校という「強制的な時間リズム」がなくなる→睡眠リズムが自然に後退する
  • 夜はゲーム・SNSで活動→朝は起きられない→夜型になる
  • 心理的ストレスによる自律神経の乱れが睡眠リズムを崩す

❌ やってはいけないこと

  • 朝に強制的に起こす: 怒鳴って起こすことはストレスを増やし、関係を悪化させる
  • 夜中のゲーム・スマホを強制的に取り上げる: 激しいトラブルになりやすく逆効果
  • 「早く直さないと体に悪い」と脅す: プレッシャーが増え、さらに眠れなくなる

✅ 段階的な取り組み

第2段階(安定期): 昼夜逆転を「直そう」とするより、まず睡眠が取れていること自体を良しとします。朝に起こさない代わりに「昼に起きたらここにいるよ」という存在感を示す。

第3段階(回復期)から: 夜の就寝時刻を少しずつ前倒しする提案ができます。「0時に寝てみようか」→「11時にしてみようか」というように段階的に。強制ではなく提案として。


8. 「ゲームばかり」への正しい対応——取り上げてはいけない理由

ゲームは「安全基地」であることを理解する

<cite index=”14-1″>不登校の子どもがゲームに熱中しているとき、保護者がゲームを取り上げることは逆効果になりやすい。</cite>

不登校の子どもにとってゲームは:

  • 達成感が得られる場所(学校では失敗ばかりでも、ゲームではクリアできる)
  • 対人関係のリハビリ(オンラインゲームで安全な距離での対人交流ができる)
  • **「社会とつながっている感覚」**を保つ手段

ゲームを「全面禁止」にするリスク

  • 唯一の「安全基地」「居場所」を奪われ、孤立感・絶望感が増す
  • 親子関係が悪化し、家庭が「安全な場所」でなくなる
  • 隠れてやるようになり、むしろコントロールが効かなくなる

正しいゲームとの付き合い方

  • 急に取り上げない: まずゲームをしていることを一切責めない
  • 一緒に遊ぶ: 保護者がゲームに興味を持ち、一緒に楽しむ時間を作る(関係性の修復につながる)
  • ルールは回復段階が進んでから: 第3段階以降になったら、本人と一緒にルールを決める

9. 勉強の遅れが心配——「今は勉強よりも大切なこと」がある

勉強を急かすことのリスク

第1・第2段階で「せめて勉強だけでも」という保護者の言葉は、子どもにとって「学校のことを思い出させる・追い詰める」刺激になります。

「勉強について言うと激しく怒る・部屋に閉じこもる」という反応は、「今はまだ学校・勉強のことを考えられる段階ではない」というサインです。

勉強を始められるのは第3〜4段階から

子ども自身から「勉強してみようかな」という言動が出てくるのは第3段階以降です。保護者から促す前に子ども自身がそのサインを出すまで待つことが、長期的には最短の回復ルートです。

学習の遅れは取り戻せる

不登校による学習の遅れは「学校に戻ること」よりも「心身の回復」を優先することで、回復後に驚くほど素早く追いつくケースが多く報告されています。


10. 家での過ごし方——段階別の具体的な関わり方

第1段階(混乱期)の過ごし方

  • 声かけ:「今日はゆっくり休んでいいよ」
  • 食事を一緒に食べる(無理に誘わない・そばにいるだけでいい)
  • 身体症状(腹痛・頭痛)への適切な対応(消化の良い食事・必要なら受診)

第2段階(安定期)の過ごし方

  • ゲーム・動画・漫画——好きなことをさせる
  • 一日の中で「一緒に食事する時間」「ちょっと話す時間」を自然に設ける
  • 「今日どうだった?」ではなく「美味しいな」「これ面白いよ」という日常の会話から

第3段階(回復期)の過ごし方

  • 家の中での小さな役割を自然に頼む(「これ取ってくれる?」「一緒に買い物行かない?」)
  • 外出に誘う(近所の散歩・コンビニ・夕方の短時間外出から)
  • 本人の興味に基づいた活動を一緒に探す(料理・絵・音楽・動物等)

第4段階(活動期)の過ごし方

  • フリースクール・居場所・習い事等の選択肢を本人と一緒に調べる
  • 通信制高校・サポート校等の情報を穏やかに提供する
  • 「焦らなくていい・選択肢はたくさんある」という言葉かけを続ける

11. 保護者自身が消耗しているとき——共倒れを防ぐために

保護者の「燃え尽き」は子どもにも影響する

不登校の子どもを支える保護者は、毎日の不安・焦り・周囲からの圧力(「学校に行かせないと」「甘やかしている」等)の中で消耗しています。

保護者自身が心身ともに限界になると、子どもへの関わりにも影響が出てきます。共倒れを防ぐために、保護者自身のケアが最重要です。

保護者が使える資源

  • 学校のスクールカウンセラー: 保護者の話を聞いてくれる
  • 市区町村の教育相談窓口: 無料で相談できる
  • NPO・不登校の親の会: 同じ経験を持つ保護者とつながる
  • 児童精神科(当院): 子どもの状態評価と保護者へのアドバイス

12. 「回復」のサインを見逃さないために

以下のサインが出てきたら、回復段階が次に進んでいる証拠です。

✅ 食欲が戻ってきた ✅ 保護者との会話が増えた ✅ 笑顔・笑い声が戻った ✅ 家の中で自発的に動くことが増えた ✅ 「外に行ってみようか」という言動が出た ✅ 「夜(一定の時刻)に寝るようにしようかな」と自分で言った ✅ 友達・オンラインゲームの仲間以外にも関心が出てきた


13. どんな場合に専門家(児童精神科)に相談すべきか

早めに専門家に相談すべき場合

  • 「死にたい・消えたい」という言葉が出ている
  • 自傷行為が見られる
  • 食事をほとんど食べられない状態が続いている
  • 3か月以上経っても第1段階(混乱期)から変化がない
  • 保護者自身が限界に近い
  • ASD・ADHD等の発達特性が不登校の背景にある可能性がある
  • うつ病・起立性調節障害・パニック症等の合併疾患が疑われる

「保護者だけの相談」でもいい

子ども本人が受診を嫌がる場合も、保護者だけで来院して現状を相談することができます。子どもへの関わり方のアドバイス・合併疾患の可能性の評価・次のステップの相談が可能です。


14. よくある質問(FAQ)

Q. ゲームを何時間やっているか数えるべきですか?

A. 第1・第2段階では、ゲーム時間を管理・制限しようとすることよりも、子どもが「家で安心していられる」状態を維持することを優先してください。第3段階以降になったら、本人と話し合いながら自然にルールを作っていけます。

Q. 昼夜逆転を直すために、朝カーテンを開けたり朝食を作ったりしたほうがいいですか?

A. 「光を浴びせる」「決まった時間に食事を出す」といった試みは、子どもの状態と段階に合わせて行う必要があります。第1・第2段階では強制的なアプローチは逆効果になることがあります。第3段階以降に、「朝に一緒に食事しない?」という優しい誘いかけから始めることが効果的です。

Q. 不登校が始まってから8か月経ちます。まだゲームばかりです。回復しますか?

A. 8か月という期間自体は、回復を判断する基準にはなりません。重要なのは「今どの段階にいるか」と「背景にある要因(うつ病・ASD・ADHD・起立性調節障害等)が対応されているか」です。長期化している場合は、専門家(児童精神科)での評価と、状態に合った支援の見直しをお勧めします。


15. 和光医院での診療について

名古屋市千種区にある和光医院は、児童精神科を専門とするクリニックです。不登校の子どもの回復段階の評価・合併疾患の診断・保護者へのアドバイスに対応しています。

当院での対応内容

  • 不登校の回復段階の評価
  • 合併する精神疾患(うつ病・不安症・パニック症)の診断・治療
  • 発達特性(ASD・ADHD)の評価・支援
  • 起立性調節障害の評価・治療
  • 保護者への具体的な関わり方のアドバイス(心理教育)
  • 学校・スクールカウンセラーとの連携
  • 保護者だけの相談から始めることも可能

こんな方はぜひご相談ください

  • 不登校になってから3か月以上経つが変化がない
  • 昼夜逆転・ゲームばかりの状態にどう対応すればいいかわからない
  • 「死にたい・消えたい」という言葉が出て怖い
  • 子どもへの関わり方が正しいかどうか確認したい
  • 保護者自身が限界に近い
  • ASD・ADHD・うつ病等の合併が疑われる

「ゲームばかり・昼夜逆転は、多くの場合『回復のプロセス』です。今の段階に合った関わり方を、一緒に考えましょう。まずご相談ください。」


当院ホームページはこちら ご予約はホームページまたは公式LINEより受け付けております。 【公式LINE 友だち追加はこちら】 【Instagramはこちら】


子どものためのメンタルクリニック|医療法人永朋会 和光医院

診療科目: 児童精神科・精神科・心療内科

発達障害(ASD・ADHD)、不登校、起立性調節障害、不安症、パニック症、チック症、強迫症、うつ症状など、お子さまから成人の方まで幅広く診療しております。

名古屋市千種区の児童精神科専門クリニック・和光医院では、お子さまのこころの健康を専門スタッフが丁寧にサポートします。受診のご相談・ご予約はホームページまたは公式LINEより承っております。

受診される方へ

初めて受診される方

当院は予約制をとっておりますが、初診の場合は若干のお時間をいただくこととなり、お待ちいただくことがあります。スムーズにご案内する為に、WEB問診のご利用をおすすめいたします。
WEB問診はこちら >

初診予約は電話にてお願いします。

再診される方

お電話もしくは予約システム(チェック・オン)から予約を取ることもできます。予約の変更や取り消しをご希望の場合には、診療時間内に受付にお電話いただくか、予約システムから変更・取り消しを行ってください。

パソコン・携帯から簡単にご予約できます。

和光医院 診療時間のご案内

診療時間のご案内

【診療時間】
午前 9:00〜13:00
 午後 15:00〜18:00 
土曜 9:00〜14:00

【休診日】 日・祝日

患者様へのご案内

  • 明細書について:当院では、療養費規則に基づき明細書の発行を無料で行っています。
  • 一般名による処方について:後発医薬品が存在する場合は、商品名ではなく一般名(有効成分名)で処方することがあります。
  • 医療情報の活用について:当院では、安心な医療を提供する為、オンライン資格確認や電子処方箋データ等の情報を活用して診療を行っています。