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2026.03.27ブログ

チックの診断と治療について

チックの診断と治療について

名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック
和光医院

「まばたきが増えた」
「急に変な声を出すようになった」
「クセなのか病気なのか分からない」

こうした症状は、チック症の可能性があります。

チックは子どもに比較的よく見られる症状であり、適切に理解することがとても大切です。


1. チックとは?

チックとは、自分の意思とは関係なく出てしまう動きや声のことです。


● 運動チック

✔ まばたき
✔ 首振り
✔ 顔をしかめる
✔ 肩をすくめる


● 音声チック

✔ 咳払い
✔ 鼻を鳴らす
✔ 「んっ」と声を出す


● 特徴

  • 短時間で繰り返す
  • 緊張すると増える
  • 集中していると減ることがある

2. チックの原因

チックは「癖」ではなく、**脳の働きの問題(神経発達症)**と考えられています。

関係する要因は

✔ 神経回路のアンバランス
✔ ドーパミン系の関与
✔ 遺伝的要素
✔ ストレス(悪化因子)

ストレスが原因ではありませんが、悪化のきっかけになることはあります。


3. チックの診断

診断は主に問診と経過から行います。


● 一過性チック

→ 1年以内に消失
→ 最も多いタイプ


● 慢性チック

→ 1年以上続く
→ 運動または音声どちらか


● トゥレット症候群

→ 運動チック+音声チック
→ 1年以上持続


4. よくある誤解

❌ 注意すると治る
❌ やめさせればよい

👉 実際は逆で、注意すると悪化することが多いです。


5. 治療の基本

最も重要なのは

👉 過度に気にしない環境を作ること


● 環境調整

✔ 指摘しない
✔ 無理にやめさせない
✔ 安心できる環境


● 心理療法(行動療法)

症状が強い場合

  • ハビットリバーサルトレーニング(HRT)
  • CBIT(包括的行動介入)

● 薬物療法

日常生活に支障がある場合に検討します。

✔ アリピプラゾール
✔ リスペリドン など

※必要なケースのみ使用します。


6. ADHD・ASDとの関係

チックのあるお子さんでは

✔ ADHD
✔ ASD

を合併することもあります。

その場合は、全体としての評価と治療が重要です。


7. 受診の目安

✔ 3か月以上続く
✔ 症状が増えている
✔ 学校生活に支障
✔ 本人が困っている
✔ 周囲が気にしてしまう


8. まとめ

チックは

✔ よくある発達特性のひとつ
✔ 多くは自然に軽快する
✔ 無理に止めると悪化する

適切な関わり方がとても重要です。

名古屋市千種区
児童精神科専門クリニック
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