名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

診療のご相談・ご予約はお気軽に 052-712-1777 【受付時間】9:00〜18:00 【休診日】日・祝日

ブログ

2026.06.02ブログ

パニック症について ~学校で症状が出たらどう対応したらよい?~

パニック症について ~学校で症状が出たらどう対応したらよい?~

名古屋市千種区の児童精神科専門クリニック 和光医院です。

お子さんが学校で突然、

  • 「息が苦しい」
  • 「胸がドキドキする」
  • 「死んでしまいそうで怖い」
  • 「気持ち悪い」
  • 「倒れそう」

と訴えたことはありませんか?

実はその症状、「パニック発作」の可能性があります。

今回は、パニック症とはどのような病気なのか、そして学校で症状が出た場合にどのような対応をすればよいのかを分かりやすく解説します。


パニック症とは?

パニック症(パニック障害)は、突然強い不安や恐怖が襲い、身体症状が現れる病気です。

特に思春期から青年期に発症することが多く、小学生高学年から高校生でもみられます。

主な症状

  • 動悸
  • 息苦しさ
  • 過呼吸
  • めまい
  • 吐き気
  • 手足の震え
  • 発汗
  • 胸痛
  • 頭が真っ白になる
  • 「このまま死ぬのではないか」という恐怖感

これらの症状は通常5~30分程度でピークを迎え、その後徐々に改善します。

しかし本人にとっては非常につらく、「本当に命に関わるのではないか」と感じるほど苦痛を伴います。


学校で起こりやすい場面

パニック発作はどこでも起こりますが、学校では以下のような場面でみられることがあります。

授業中

静かな教室で緊張が高まることで発作が起こることがあります。

テスト中

プレッシャーや緊張が誘因になることがあります。

朝の登校時

登校への不安が蓄積している場合に起こりやすくなります。

体育館での集会

逃げられない環境が不安を強めることがあります。

満員の教室や行事

修学旅行や遠足、文化祭なども誘因となることがあります。


学校で発作が起きた時の対応

①「大丈夫だよ」と落ち着いて声をかける

まず重要なのは安心感を与えることです。

例えば、

  • 「今は苦しいね」
  • 「必ず落ち着くから大丈夫」
  • 「先生がそばにいるよ」

といった声かけが有効です。

逆に、

  • 「気のせいだよ」
  • 「しっかりしなさい」
  • 「頑張れ」

という言葉は症状を悪化させることがあります。


② 静かな場所へ移動する

保健室や空いている教室など、落ち着ける環境へ移動します。

周囲の視線や騒音が減ることで症状が和らぐことがあります。


③ 呼吸を整える

パニック発作では過呼吸になりやすいため、呼吸をゆっくり整えます。

先生は、

「4秒で吸って、6秒で吐こう」

などと声をかけるとよいでしょう。

呼吸をゆっくりにすることが大切です。


④ 無理に授業へ戻さない

発作が落ち着いても不安が残っていることがあります。

本人の状態を確認しながら、

  • 保健室で休む
  • 早退する
  • 次の授業から参加する

など柔軟に対応することが重要です。


学校が知っておくべきこと

発作は命に関わることはほとんどない

本人は非常に苦しいですが、パニック発作そのもので命に関わることは通常ありません。

先生が落ち着いて対応することが大切です。


仮病ではない

パニック症は脳と自律神経の働きによる病気です。

本人の甘えや怠けではありません。

「学校に行きたくないから演技している」と誤解しないことが重要です。


叱責は逆効果

無理に我慢させたり叱ったりすると、

  • 発作の悪化
  • 不登校
  • うつ状態

につながることがあります。


家庭と学校の連携が重要

パニック症の子どもでは、

  • 担任
  • 養護教諭
  • スクールカウンセラー
  • 主治医
  • 保護者

が情報共有することが大切です。

例えば、

  • 発作時の対応方法
  • 保健室利用のルール
  • 早退基準
  • テスト時の配慮

などを事前に決めておくと安心です。


治療について

パニック症は適切な治療で改善が期待できます。

心理療法

認知行動療法(CBT)を中心に行います。

  • 不安との付き合い方
  • 発作への対処法
  • 考え方の修正

を学びます。


薬物療法

症状によっては、

  • SSRI
  • 抗不安薬

などを使用することがあります。


まとめ

学校でパニック発作が起きた場合は、

  • 安心できる声かけをする
  • 静かな場所へ移動する
  • 呼吸を整える
  • 無理をさせない

ことが大切です。

パニック症は決して珍しい病気ではありません。

適切な理解と支援があれば、多くのお子さんが学校生活を継続できるようになります。

お子さんの不安や発作でお悩みの方は、一人で抱え込まず専門医へご相談ください。

和光医院では、児童精神科専門クリニックとして、お子さん一人ひとりに合わせた診療とサポートを行っています。

 

当院ホームページはこちら

https://wako-psy-clinic.com

ご予約はホームページまたは公式LINEより受け付けております。

【公式LINE 友だち追加はこちら】
https://lin.ee/HorvYiv

【Instagramはこちら】
https://www.instagram.com/wako_iin/


子どものためのメンタルクリニック

医療法人永朋会 和光医院

診療科目
児童精神科・精神科・心療内科

発達障害(ASD・ADHD)、不登校、起立性調節障害、不安症、パニック症、チック症、強迫症、うつ症状など、お子さまから成人の方まで幅広く診療しております。

お気軽にご相談ください。

受診される方へ

初めて受診される方

当院は予約制をとっておりますが、初診の場合は若干のお時間をいただくこととなり、お待ちいただくことがあります。スムーズにご案内する為に、WEB問診のご利用をおすすめいたします。
WEB問診はこちら >

初診予約は電話にてお願いします。

再診される方

お電話もしくは予約システム(チェック・オン)から予約を取ることもできます。予約の変更や取り消しをご希望の場合には、診療時間内に受付にお電話いただくか、予約システムから変更・取り消しを行ってください。

パソコン・携帯から簡単にご予約できます。

和光医院 診療時間のご案内

診療時間のご案内

【診療時間】
午前 9:00〜13:00
 午後 15:00〜18:00 
土曜 9:00〜14:00

【休診日】 日・祝日

患者様へのご案内

  • 明細書について:当院では、療養費規則に基づき明細書の発行を無料で行っています。
  • 一般名による処方について:後発医薬品が存在する場合は、商品名ではなく一般名(有効成分名)で処方することがあります。
  • 医療情報の活用について:当院では、安心な医療を提供する為、オンライン資格確認や電子処方箋データ等の情報を活用して診療を行っています。