名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

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2026.06.13ブログ

汗が止まらないのは病気?子どもの多汗症の原因と治療について

汗が止まらないのは病気?子どもの多汗症の原因と治療について

こんにちは。

名古屋市千種区の児童精神科専門クリニック、和光医院です。

「手汗がひどくてノートが濡れてしまう」
「テストになると汗が止まらない」
「脇汗が気になって学校に行きたくない」
「緊張すると全身汗だくになってしまう」

このようなお悩みで受診されるお子さんは少なくありません。

汗をかくこと自体は正常な体の働きですが、日常生活に支障が出るほど汗が多い場合は「多汗症」という病気の可能性があります。

また児童精神科では、多汗症の背景に不安症やパニック症、ADHD、ASD(自閉スペクトラム症)などが関係しているケースも多く経験します。

今回は子どもの多汗症についてわかりやすく解説します。


多汗症とは?

多汗症とは、体温調節に必要な量を超えて過剰な汗が出る状態をいいます。

特に多い部位は

  • 手のひら
  • 足の裏
  • 頭部

です。

汗が多いことで

  • ノートやプリントが濡れる
  • タブレットやパソコン操作がしにくい
  • 友達と手をつなげない
  • 人前に出るのが怖い
  • 学校生活が苦痛になる

などの問題が起こることがあります。


多汗症の原因

① 原発性多汗症

最も多い原因です。

明らかな病気がないにもかかわらず、

  • 手汗
  • 脇汗
  • 足汗

が多くなります。

子どもの頃から症状があり、家族にも同様の症状がみられることがあります。


② 自律神経の乱れ

汗は自律神経によってコントロールされています。

そのため

  • 睡眠不足
  • 疲労
  • ストレス
  • 環境変化

などによって自律神経が乱れると発汗が増えることがあります。

新学期や受験シーズンに悪化するお子さんも少なくありません。


③ 不安症やパニック症

児童精神科でよくみられる原因です。

例えば

  • 朝の登校前
  • 発表前
  • テスト前
  • 初対面の人との会話

などの場面で大量の汗が出ることがあります。

これは不安によって交感神経が過剰に働くためです。

汗だけでなく

  • 動悸
  • 息苦しさ
  • めまい
  • 腹痛

を伴うこともあります。


④ ADHDとの関連

ADHDのお子さんでは

  • 緊張しやすい
  • 失敗への不安が強い
  • 感情のコントロールが難しい

ことから発汗が目立つ場合があります。

また授業中やテスト中のストレスによって症状が強くなることがあります。


⑤ ASD(自閉スペクトラム症)との関連

ASDのお子さんでは

  • 感覚過敏
  • 環境変化へのストレス
  • 対人緊張

などにより発汗が強くなることがあります。

また

「汗をかいていることが気になる」

という不安がさらに発汗を悪化させることもあります。


こんな場合は受診をおすすめします

□ 手汗でノートやプリントが濡れる

□ タブレットやスマホが操作しづらい

□ 友達と手をつなぐのが苦手

□ 脇汗が気になって学校生活に支障がある

□ 緊張すると大量の汗が出る

□ 汗と一緒に動悸や不安がある

□ 学校へ行く前だけ症状が強くなる


多汗症の治療

① 外用薬治療

現在は保険適応のある治療薬があります。

アポハイドローション

手掌多汗症に対する治療薬です。

汗を出す神経の働きを抑えることで発汗を減らします。

エクロックゲル

脇汗(腋窩多汗症)に対する治療薬です。

毎日塗ることで発汗を抑える効果が期待できます。


② 自律神経を整える治療

発汗の背景に

  • ストレス
  • 緊張
  • 自律神経の乱れ

がある場合は、自律神経症状に対する治療を行います。

生活リズムの改善や睡眠の調整も重要です。


③ 心理療法

「また汗が出たらどうしよう」

という不安が強い場合には、心理的サポートが有効です。

考え方のクセを修正しながら、不安を軽減していきます。


④ 薬物療法

不安症やパニック症が背景にある場合には、

  • 抗不安薬
  • 自律神経調整薬

などを使用することがあります。

薬だけではなく、学校との連携や環境調整も重要です。


児童精神科で診る多汗症

児童精神科では汗そのものだけでなく、

  • 不安
  • 発達特性
  • 学校生活
  • 対人関係
  • 睡眠

なども含めて評価します。

多汗症の背景にある原因にアプローチすることで、症状が改善することも少なくありません。


まとめ

多汗症は単なる体質ではなく、治療できる病気です。

特に子どもでは

  • 原発性多汗症
  • 不安症
  • パニック症
  • ADHD
  • ASD
  • 自律神経の乱れ

が関係していることがあります。

汗が原因で学校生活や対人関係に困っている場合は、一人で我慢せずご相談ください。

和光医院では、児童精神科専門クリニックとして、多汗症の背景にある心と体の両面から診療を行っています。

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