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太りすぎてしまう原因にADHDが関係することはある? ~食べ過ぎ、間食、肥満との意外な関係について~
太りすぎてしまう原因にADHDが関係することはある?
~食べ過ぎ、間食、肥満との意外な関係について~
名古屋市千種区の児童精神科専門クリニック 和光医院
「気づくとお菓子を食べ続けている」
「お腹が空いていなくても食べてしまう」
「ダイエットが続かない」
「子どもの頃から体重が増えやすい」
肥満や体重増加は、食事や運動だけの問題と思われがちですが、実はADHD(注意欠如・多動症)との関連が近年注目されています。
実際に、ADHDのお子さまや大人では肥満のリスクが高いことが多くの研究で報告されています。
今回は、ADHDと肥満の関係、太りやすくなる理由、対策について詳しく解説します。
ADHDとは?
ADHD(注意欠如・多動症)は、
- 不注意
- 多動性
- 衝動性
を特徴とする神経発達症です。
子どもだけでなく大人にもみられ、
学校生活や仕事、人間関係などに影響を与えることがあります。
ADHDと肥満の関係
近年の研究では、
ADHDのある方は一般人口と比較して肥満になりやすいことが報告されています。
また、
- 小児肥満
- 思春期肥満
- 成人肥満
の背景にADHDが隠れているケースもあります。
そのため、
「意志が弱いから太る」
という単純な話ではないことが分かっています。
なぜADHDだと太りやすいの?
① 衝動的に食べてしまう
ADHDの特徴の一つが衝動性です。
例
- お菓子を見たら食べてしまう
- お腹が空いていなくても食べる
- 食べ始めると止まらない
ということがあります。
これは本人の意思の問題ではなく、
脳のブレーキ機能が弱いためと考えられています。
② 満腹感を感じにくい
ADHDでは、
脳内のドーパミン機能の違いが関係している可能性があります。
そのため、
- 満足感を得にくい
- 刺激を求めやすい
という特徴から食べ過ぎにつながることがあります。
③ ドーパミンを求めて食べる
食事、とくに
- 甘いもの
- スナック菓子
- ファストフード
は脳内でドーパミンを増やします。
ADHDの方では無意識に
「気分を上げるための食事」
になっていることがあります。
④ ストレス食い
ADHDのお子さまは、
- 学校で注意される
- 忘れ物が多い
- 人間関係で困る
などストレスを抱えやすい傾向があります。
その結果、
食べることでストレスを解消しようとすることがあります。
⑤ 運動習慣が身につきにくい
ADHDでは、
- 継続すること
- 習慣化すること
が苦手な場合があります。
そのため、
運動が続かず体重増加につながることがあります。
⑥ 睡眠不足
ADHDでは睡眠トラブルも少なくありません。
よくある症状
- 寝つきが悪い
- 夜更かし
- 朝起きられない
睡眠不足になると、
- 食欲増加
- 肥満
- 糖代謝異常
につながることがあります。
子どもの肥満の背景にADHDが隠れていることも
以下のような場合、
単純な食べ過ぎだけではなくADHDが関係していることがあります。
例
- 間食がやめられない
- 注意されても同じ行動を繰り返す
- 食事量のコントロールが苦手
- 忘れ物や不注意も多い
- 落ち着きがない
ADHD治療で体重管理しやすくなることも
ADHDの治療によって、
- 衝動性改善
- 計画性向上
- 自己コントロール改善
がみられ、
結果として体重管理しやすくなることがあります。
ADHD治療薬
- コンサータ
- ビバンセ
- ストラテラ
- インチュニブ
など
症状に応じて使用します。
家庭でできる工夫
お菓子を見える場所に置かない
衝動的な摂取を減らせます。
食事時間を決める
規則正しい食事習慣を作ります。
小分けにする
大袋のお菓子より、
食べる量を決めやすくなります。
運動を「遊び」として取り入れる
運動が苦手な場合でも、
- 散歩
- ボール遊び
- ダンス
など楽しめる活動がおすすめです。
睡眠を整える
規則正しい睡眠は食欲コントロールにも重要です。
こんな場合は児童精神科へ相談を
✔ 食べ過ぎが止まらない
✔ 肥満が進行している
✔ ダイエットが続かない
✔ 衝動的な行動が多い
✔ 忘れ物や不注意も目立つ
✔ 学校生活で困りごとがある
このような場合はADHDなどの発達特性が関係している可能性があります。
和光医院でのADHD診療
和光医院では、
- ADHD
- ASD
- 学習障害(SLD)
- 不安症
- チック症
- 強迫症
- 不登校
などの診療を行っています。
体重増加や生活習慣の問題の背景に発達特性が隠れていないかも含めて評価しています。
まとめ
ADHDでは、
- 衝動性
- ドーパミン機能の違い
- ストレス
- 睡眠障害
- 習慣化の苦手さ
などから肥満になりやすいことがあります。
「意志が弱い」「食べ過ぎだから」と考えるだけでは解決しない場合もあります。
特に、
- 肥満
- 過食
- 間食がやめられない
- 不注意や忘れ物が多い
という場合は、ADHDなどの発達特性が関係している可能性があります。
和光医院では児童精神科専門クリニックとして、ADHDや発達障害に伴う生活上の困りごとについて専門的な診療を行っています。
気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
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