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子どもがえりが大きくなってから再び出てしまう原因とは?保護者が知っておきたい対応方法を解説
子どもがえりが大きくなってから再び出てしまう原因とは?保護者が知っておきたい対応方法を解説
名古屋市千種区の児童精神科専門クリニック 和光医院
「小さい頃は落ち着いていたのに、最近また赤ちゃんみたいな行動をするようになった」
「急に甘えん坊になった」
「一人でできていたことをやらなくなった」
「下の子が生まれてから様子がおかしい」
このようなご相談を受けることがあります。
一般的に「子どもがえり」は幼児期にみられるイメージがありますが、実は小学生や中学生になってから再びみられることも少なくありません。
保護者の方からすると、
「わがままになったのでは?」
「精神的に未熟なのでは?」
と心配になることもあります。
しかし多くの場合、子どもがえりは心のSOSとして現れていることがあります。
今回は、大きくなってから再び起こる子どもがえりの原因と対応について詳しく解説します。
子どもがえりとは?
子どもがえりとは、
発達段階に応じてできるようになっていた行動が、一時的に幼い状態へ戻る現象
をいいます。
例えば、
- 抱っこを求める
- 一人で寝られなくなる
- 親にべったりになる
- 赤ちゃん言葉を使う
- 登校を嫌がる
- 急に泣きやすくなる
などがみられます。
これは決して怠けやわがままではなく、不安やストレスに対する自然な反応であることが少なくありません。
なぜ大きくなってから再び子どもがえりをするの?
1. 環境の変化
最も多い原因です。
具体例
- 入学
- 進級
- クラス替え
- 転校
- 習い事の変化
- 部活動の開始
子どもは大人が思う以上に環境変化の影響を受けます。
学校では頑張っていても、自宅で安心すると子どもがえりとして表れることがあります。
2. 下のきょうだいの誕生
よくみられる原因です。
子どもは
「お母さんやお父さんを取られてしまった」
と感じることがあります。
すると、
- 赤ちゃんの真似をする
- 抱っこを求める
- 甘えが強くなる
といった行動が出現します。
3. 学校でのストレス
最近増えている原因です。
例
- 友人関係の悩み
- いじめ
- 仲間外れ
- 勉強の負担
- 発表への不安
学校では頑張っているため、自宅で幼い行動として現れることがあります。
4. 不登校の前兆
児童精神科ではよくみられます。
子どもがえりが続く場合、
- 朝起きられない
- 頭痛
- 腹痛
- 登校しぶり
が続いていないか確認が必要です。
5. ADHDとの関係
ADHDのお子さんでは、
- 感情のコントロールが苦手
- ストレス耐性が低い
ことがあります。
そのため強い負荷がかかった時に子どもがえりとして表現されることがあります。
6. ASDとの関係
ASD(自閉スペクトラム症)のお子さんでは、
環境変化への適応が苦手なため、
- 急な予定変更
- 学校生活の変化
をきっかけに退行的行動がみられることがあります。
7. 愛情不足ではなく安心できる場所だから
保護者がよく誤解されるポイントです。
子どもがえりは、
「親を困らせたい」
のではなく、
安心できる場所だからこそ甘えが出る
ことが多いのです。
学校では頑張っている子ほど、家で子どもがえりが強く出ることがあります。
子どもがえりでみられる症状
幼児化した行動
- 赤ちゃん言葉
- 指しゃぶり
- 抱っこ要求
情緒面
- 泣きやすい
- 怒りやすい
- 不安が強い
生活面
- 一人でできていたことをやらない
- 着替えを手伝ってほしい
- 親と離れたがらない
学校関連
- 登校しぶり
- 朝の不調
- 学校の話をしなくなる
保護者はどう対応すればいい?
① 否定しない
最も大切です。
「もう大きいでしょ!」
「赤ちゃんじゃないんだから!」
と言われると、さらに不安が強くなります。
② 一時的に甘えを受け止める
抱っこやスキンシップなど、
可能な範囲で安心感を与えましょう。
③ 学校での出来事を確認する
子どもがえりの背景には学校ストレスが隠れていることがあります。
責めずに話を聞くことが大切です。
④ 頑張りを認める
結果ではなく、
「頑張っていること」
を評価することが重要です。
⑤ 無理に自立を求めない
一時的な退行は回復過程の一部でもあります。
焦らず見守ることが大切です。
こんな時は児童精神科へ相談を
以下の場合は専門的な評価をおすすめします。
☑ 子どもがえりが数か月以上続く
☑ 学校へ行けなくなっている
☑ 強い不安がある
☑ 夜眠れない
☑ 頭痛や腹痛が続く
☑ ADHDやASDが疑われる
☑ 家庭だけでは対応が難しい
和光医院でできること
和光医院では、
- 子どもがえり
- 登校しぶり
- 不登校
- 分離不安症
- ADHD
- ASD
- 思春期の心の問題
について診療を行っています。
必要に応じて、
- 心理面接
- 保護者支援
- 学校との連携
- 発達特性評価
を行い、お子さんに合った支援を行っています。
まとめ
大きくなってからの子どもがえりは、
単なる甘えやわがままではなく、
- 学校ストレス
- 環境変化
- 不安
- ADHD
- ASD
- 不登校の前兆
などが背景に隠れていることがあります。
まずは「困った行動」と考えるのではなく、「助けを求めるサイン」として受け止めることが大切です。
お子さんの子どもがえりが続いて心配な場合は、一人で抱え込まずご相談ください。
名古屋市千種区の児童精神科専門クリニック 和光医院がサポートいたします。
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