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秋の行事シーズンに朝起きられない・頭痛が続く子どもへ|起立性調節障害と学校生活の相談目安

9月から10月にかけては、学校が再開して生活リズムを整えようとする時期である一方、体育祭、文化祭、定期試験などの行事も重なりやすい時期です。朝なかなか起きられない、起きても頭痛や吐き気がある、午前中はつらいのに午後になると少し動ける――このような状態が続くと、「怠けているのでは」「夜更かしが原因では」と周囲も本人も自分を責めてしまうことがあります。
こうした不調の背景の一つに、起立性調節障害があります。名古屋市千種区・茶屋ヶ坂周辺で、お子さんの朝の不調や学校生活への影響が気になる場合は、身体面と心理・生活面の両方を丁寧に確認することが大切です。
起立性調節障害とは
起立性調節障害は、立ち上がったときなどに血圧や脈拍を調節する自律神経の働きがうまくかみ合わず、さまざまな不調が現れる状態です。成長期にみられることがあり、睡眠リズムの乱れ、疲労、心理的な負担などが症状に影響する場合もあります。
ただし、「朝起きられない」ことだけで起立性調節障害と決めることはできません。睡眠不足、貧血、感染症、内科的な病気、気分の落ち込みや不安、学校での困りごとなど、ほかの要因が重なっていることもあります。自己判断で原因を一つに絞らず、症状の経過を確認しながら相談することが重要です。
こんな症状が続くときは相談を
- 朝、強いだるさがあり、呼んでもなかなか起きられない
- 起き上がると立ちくらみ、めまい、動悸、ふらつきがある
- 午前中に頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感が出やすい
- 食欲が落ちる、顔色が悪い、疲れやすい
- 午後から夕方になると比較的動けることがある
- 欠席、遅刻、保健室利用が増え、学校生活に支障が出ている
- 行事や試験の前後に不調が強くなり、本人が困っている
症状には個人差があります。毎日同じように見えても、睡眠、気候、活動量、緊張する予定などによって波が出ることがあります。
「登校できるか」だけで状態を判断しない
起立性調節障害が疑われるとき、登校できた日だけを「元気だった」と捉えると、本人の負担を見落とすことがあります。遅刻しながら参加した、午前は休んで午後から行った、帰宅後に動けなくなった、といった経過も大切な情報です。
一方で、無理をしないことと生活リズムを完全に手放すことは同じではありません。本人の体調、学校での困りごと、家庭での過ごし方を踏まえ、続けられる範囲で起床・食事・就寝の目安を整え、活動量を調整していく視点が役立ちます。具体的な対応は、お子さんの年齢や症状、併存する不安・発達特性などによって異なります。
家庭で確認したいポイント
責める言葉を減らし、症状を記録する
「早く起きて」「気合いで行きなさい」と繰り返すほど、本人が焦りや罪悪感を強めることがあります。まずは、何時ごろにどの症状が出るか、睡眠時間、食事、水分、学校での出来事、欠席・遅刻の状況などを簡単に記録してみましょう。受診時にも状況を共有しやすくなります。
秋の学校行事は“参加方法”を分けて考える
体育祭や文化祭は楽しみな反面、早朝集合、長時間の立位、暑さ、緊張、人混みなどが負担になることがあります。「参加する・しない」の二択にせず、集合時刻の調整、途中休憩、保健室利用、見学や役割の変更など、学校と相談できる余地がないか確認しましょう。配慮の内容は、本人の希望と体調を踏まえて検討することが大切です。
児童精神科でできること
児童精神科では、朝の不調だけでなく、睡眠、不安、気分、学校でのストレス、家庭での困りごと、発達特性などを含めて状況を整理します。必要に応じて身体疾患についての確認や他科との連携を検討し、生活面の調整、心理的な支援、学校との情報共有について一緒に考えます。
「不登校になってからでないと相談できない」ということはありません。欠席や遅刻が増え始めた段階、本人がつらさを言葉にできない段階でも、ご相談ください。
早めの受診・緊急の対応が必要な場合
強い頭痛、意識を失う、胸痛、呼吸の苦しさ、急激な体重減少、高熱などがある場合は、起立性調節障害以外の病気も考慮する必要があります。また、「消えたい」「自分を傷つけたい」といった発言や自傷の心配がある場合は、予約日を待たず、救急医療機関や地域の相談窓口を含めて速やかに支援につながってください。
名古屋市千種区・茶屋ヶ坂でご相談をお考えの方へ
和光医院では、児童精神科・精神科・心療内科として、お子さんの朝の不調、不安、睡眠、学校生活に関するご相談を受け付けています。診断や治療の必要性は、診察で症状や生活状況を確認したうえで個別に判断します。
受診をご希望の方は、お電話(052-712-1777)、または公式サイトのLINE・ネット予約をご利用ください。学校からの資料や、日々の症状・睡眠のメモがあれば、ご持参いただくと状況を共有しやすくなります。
よくある質問
Q. 夜は元気そうなのに、朝だけ起きられません。怠けでしょうか?
A. 朝に症状が強く、午後以降に軽くなることは起立性調節障害を含むさまざまな状態でみられます。怠けと決めつけず、睡眠、身体症状、気分、学校での負担を確認しましょう。
Q. 学校は毎日行かせた方がよいですか?
A. 一律の答えはありません。無理によって症状が悪化することもあるため、本人の体調と学校での負担を確認し、遅刻登校、短時間参加、保健室利用なども含めて検討します。
Q. 起立性調節障害と不安や発達特性は関係しますか?
A. 不安、睡眠の問題、学校での対人関係や感覚面の負担、発達特性などが、体調や登校のしづらさに影響することがあります。どれか一つだけを原因と考えず、全体を整理することが大切です。
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