名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

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2026.09.14

秋の学校行事で疲れ切ってしまう子どもへ|音・集団・予定変更のつらさとASD特性の相談目安【名古屋市千種区・茶屋ヶ坂】


秋の学校行事を前に、予定表を見ながら親子で学校生活の不安について話すイメージ

秋は、運動会、文化祭、校外学習、合唱行事など、学校生活のなかでも予定や刺激が増えやすい時期です。普段は登校できている子どもでも、行事の前後に「急に不機嫌になる」「帰宅すると何もできない」「翌朝に起きられず学校を休みたがる」といった変化がみられることがあります。

こうした様子は、単なる甘えや気合いの問題とは限りません。教室や体育館の大きな音、人の多さ、いつもと違う時間割、役割への緊張などが重なり、子どもにとって負担が大きくなっている場合があります。特に、ASD(自閉スペクトラム症)の特性として感覚の偏り、見通しの立ちにくさへの不安、対人場面での疲れやすさがある子どもでは、学校行事がきっかけで困りごとが目立つことがあります。

名古屋市千種区・茶屋ヶ坂の和光医院では、子どもの学校生活、不安、睡眠、発達特性に関するご相談を児童精神科でお受けしています。

学校行事のあとに現れやすいサイン

行事を楽しみにしているように見えても、本人のなかでは緊張や刺激への負担が積み重なっていることがあります。次のような変化が続く場合は、背景を丁寧に見ていくことが大切です。

  • 帰宅後にぐったりして、会話や宿題が難しくなる
  • 些細なことで怒る、泣く、きょうだいや家族に強く当たる
  • 頭痛、腹痛、吐き気、だるさなどを訴える
  • 「行事は嫌ではない」と言うものの、朝になると動けない
  • 予定変更をきっかけに強い不安や混乱が生じる
  • 大きな音、笛、拍手、マイクの音、におい、衣服の感触をつらがる
  • 行事後から睡眠リズムが乱れ、遅刻や欠席が増える

これらはASD特性だけで決まるものではありません。不安症、気分の不調、睡眠不足、起立性調節障害を含む身体的な不調、学校内の人間関係など、複数の要因が関わることがあります。症状だけで自己判断せず、いつ・どの場面で・どの程度困るのかを整理することが重要です。

ASD特性と「行事のしんどさ」の関係

見通しが立たないことへの負担

「集合場所が変わる」「練習時間が延びる」「雨でプログラムが変更になる」といった出来事は、多くの子どもにとって小さな変化かもしれません。一方で、予定を頭のなかで組み立てて安心を保っている子どもでは、大きな負担になることがあります。変更そのものよりも、変更を理解し、気持ちを切り替え、次の行動に移るまでにエネルギーを使う場合があります。

音・光・人混みなどの感覚刺激

感覚の感じ方には個人差があります。周囲には気にならない音やまぶしさ、衣装の素材、においが、本人には強い苦痛として感じられることもあります。「わがまま」と受け止めるより、どの刺激が負担なのかを観察し、休める場所や方法を考えることが役立ちます。

集団活動で求められる同時処理

行事では、先生の指示を聞く、周囲の動きに合わせる、自分の役割を行う、応援や会話に反応するといった複数のことが同時に求められます。頑張ってその場を乗り切った反動が、帰宅後の疲労や不機嫌として現れることもあります。

家庭でできる見守りと整え方

つらさがみられるときは、すぐに「休ませるべき」「必ず参加させるべき」と結論を急がず、本人の負担を具体的に把握しましょう。

  • 行事予定をカレンダーやメモで見える形にし、変更があれば早めに共有する
  • 帰宅後は予定を詰め込みすぎず、一人で静かに過ごす時間を確保する
  • 「何が嫌だったの?」と問い詰めず、「音が大きかった?」「人が多くて疲れた?」など答えやすい聞き方をする
  • 睡眠、食事、入浴、起床時刻を大きく崩さないようにする
  • 担任や養護教諭に、休憩場所、見学、役割の調整、事前説明などを相談する

本人が言葉で説明しにくい場合は、表情、帰宅後の過ごし方、睡眠、身体症状、欠席や遅刻の増減なども大切な手がかりになります。

児童精神科に相談する目安

行事の時期に限らず、学校生活への負担が続く場合や、家庭だけでは対応が難しい場合は相談をご検討ください。例えば、欠席・遅刻・保健室利用が増えている、強い不安やパニックがある、眠れない・起きられない状態が続く、身体症状が繰り返される、友人関係や学習面の困りごとが重なっている場合です。

児童精神科では、現在の困りごとだけでなく、発達歴、家庭や学校での様子、睡眠や体調、本人の感じ方をうかがい、必要に応じて支援の方向性を一緒に検討します。ASDの診断を急ぐことが目的ではなく、子どもが日常生活で困っていることを整理し、環境調整や関わり方を考えることが大切です。

よくある質問

Q. 行事の後だけ荒れる場合でも相談できますか?

A. ご相談いただけます。行事後だけに症状が出る場合も、刺激や緊張、疲労の蓄積、予定変更などとの関連を確認する手がかりになります。可能であれば、困りごとが起きた日・場面・睡眠や体調の変化をメモしてお持ちください。

Q. ASDかどうか分からない段階でも受診してよいですか?

A. はい。「診断名が知りたい」と決まっていなくても、学校生活や家庭での困りごとについて相談できます。ASD以外の要因も含めて、状況に応じた見立てを行います。

Q. 学校にどのように伝えればよいでしょうか?

A. 「行事の後に疲れが強く、音や予定変更が負担になりやすいようです」など、観察できた事実を具体的に伝えることが第一歩です。必要な配慮は子どもによって異なるため、本人・家庭・学校で話し合いながら検討します。

子どもが学校で頑張っている一方、家庭で苦しさが表れていることがあります。秋の行事をきっかけに、疲れや不安、睡眠、登校の困りごとが続くときは、一人で抱え込まずご相談ください。和光医院へのお問い合わせ・ご予約は、電話 052-712-1777のほか、公式サイトの電話・LINE・ネット予約をご案内ください。

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