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子どもが学校で話せない・声が出にくいとき|場面緘黙と不安の相談目安【名古屋市千種区・茶屋ヶ坂】

家では家族と自然に会話できるのに、学校では先生や友だちの前で声が出ない。あいさつや返事が難しい、発表の時間が近づくと強く緊張する、困っていても助けを求められない――このような様子に、保護者の方が心配を抱くことがあります。
学校で話せない状態には、慣れや性格だけでは説明しにくい強い不安が関係している場合があります。その一つに場面緘黙(ばめんかんもく)があります。名古屋市千種区・茶屋ヶ坂で、お子さんの学校生活や不安について相談先をお探しの方へ、児童精神科に相談する目安をお伝えします。
場面緘黙とは|「話さない」のではなく「話したくても話せない」ことがあります
場面緘黙は、家庭などでは話せる一方で、学校や習い事など特定の場面になると、継続して話すことが難しくなる状態です。本人の意思で黙っている、反抗している、恥ずかしがり屋なだけ、と決めつけられるものではありません。
不安が高まると、声が出にくい、体が固まる、目を合わせにくい、うなずきや筆談ならできるといった反応がみられることがあります。話せない場面や相手、時間帯は一律ではなく、慣れた友だちとは小声で話せる場合もあります。
ただし、学校で口数が少ないことだけで場面緘黙と診断されるわけではありません。言葉の発達、聞こえの状態、対人関係、環境の変化、気分や不安の状態などを丁寧に確認することが大切です。
秋の学校生活で困りごとが目立ちやすい理由
9月以降は、授業での発言、係活動、発表、校外学習など、人前で話したり普段と異なる活動に参加したりする機会が増える時期です。新しい学級に少しずつ慣れてきた頃に、それまで見えにくかった緊張や疲れが表れることもあります。
「学校には行けているから大丈夫」と見える場合でも、本人が毎日大きな緊張を抱えていることがあります。帰宅後にぐったりする、腹痛や頭痛を訴える、翌日の登校を強く嫌がるといった変化にも目を向けましょう。
児童精神科への相談を考えたい目安
次のような状態が続く、または学校生活への負担が大きいと感じるときは、早めに相談することをご検討ください。
- 学校や習い事では、数週間以上ほとんど声が出ない
- 先生への返事、トイレの申し出、助けを求めることが難しい
- 発表や会話の場面を強く恐れ、欠席・遅刻・保健室利用が増えている
- 腹痛、頭痛、吐き気、動悸など、不安と関連するような身体症状がある
- 友人関係や学習参加に支障があり、本人がつらそうにしている
- 家庭でも不安、睡眠の乱れ、気分の落ち込み、強いこだわりなどが気になる
児童精神科では、お子さんの発達歴や日常の様子、困る場面と話しやすい場面、学校での状況などを伺いながら、背景を整理します。必要に応じて、家庭での対応や学校との情報共有・環境調整について一緒に考えます。診断や治療の必要性は、個々の状態を踏まえて判断します。
家庭と学校で大切にしたい関わり方
無理に声を出させようとしない
「ちゃんと返事して」「大きな声で言って」と急かすことは、不安をさらに強める場合があります。うなずき、指さし、筆談、カードなど、その時点で使える方法を認めることが第一歩になります。
話せたかどうかだけを評価しない
登校できた、教室に入れた、先生の近くまで行けたなど、小さな参加も大切な積み重ねです。本人ができたことを具体的に受け止め、結果を急がない関わりを心がけましょう。
本人の前で代わりに説明しすぎない
保護者が事情を伝えることは必要ですが、本人の気持ちを確認せずに「この子は話せません」と固定的に扱うことは避けたいところです。本人が安心して意思表示できる方法を、家庭・学校・医療機関で共有していくことが望まれます。
よくある質問
Q. 家ではよく話すので、受診は必要ないですか?
A. 家庭で話せることは重要な情報ですが、学校での困りごとや本人の苦痛が続く場合は相談の対象になります。話せる・話せないという二択ではなく、生活上の負担を確認します。
Q. 担任の先生にはどう伝えればよいですか?
A. 話すことを急かさないこと、返答に時間を置くこと、筆談などの代替手段を用意することを相談してみましょう。受診中の場合は、必要に応じて医療機関と学校で情報を共有する方法も検討します。
Q. すぐに薬が必要になりますか?
A. すべてのお子さんに薬物療法が必要というわけではありません。不安の程度、生活への影響、環境調整への反応などを踏まえ、必要性を個別に検討します。
学校で話せないつらさは、一人で抱え込まないでください
お子さんが言葉にできない不安を抱えているとき、周囲が「怠け」「わがまま」と捉えないことが重要です。学校で話せない、発表ができない、助けを求められないといった困りごとは、適切な理解と支援により、学校生活の負担を整理できることがあります。
名古屋市千種区・茶屋ヶ坂の和光医院では、児童精神科・精神科・心療内科として、お子さんの不安や学校生活に関するご相談を承ります。受診をご希望の方は、まずお電話052-712-1777へお問い合わせください。ご予約・お問い合わせは、公式サイトに掲載している電話、LINE、ネット予約もご案内しています。緊急に安全の確保が必要な状況では、地域の救急相談窓口や救急医療機関の利用をご検討ください。
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