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2学期に学校のトイレを我慢してしまう子どもへ|不安・頻尿・腹痛を名古屋市千種区・茶屋ヶ坂で相談する目安

「家では問題なくトイレに行けるのに、学校では行けない」「授業中に尿意が気になって集中できない」「帰宅後に急いでトイレへ行く、腹痛や便秘を訴える」――このような学校でのトイレに関する困りごとは、本人にとって切実な負担です。特に2学期は、行事、席替え、学習内容の増加、集団生活の疲れなどをきっかけに、これまで目立たなかった困りごとが表面化することがあります。
単に「休み時間に行けばいい」と促しても解決しない場合があります。身体の病気が隠れていないかを確認しながら、本人が何に困っているのかを丁寧に整理することが大切です。
学校のトイレを我慢する背景は一つではありません
学校でトイレを使えない理由は、本人によって異なります。恥ずかしさや周囲の目への不安だけでなく、音・におい・明るさなどの感覚的な負担、失敗への恐怖、先生に言い出せない緊張などが重なっていることがあります。
周囲の反応や失敗への不安
「授業を止めてしまうかもしれない」「トイレに行くことを見られたくない」「音を聞かれるのが怖い」といった心配が強いと、尿意や便意を感じても我慢し続けてしまうことがあります。一度、体調不良や排泄の失敗などのつらい経験があると、同じことが起きるのではないかという予期不安が続く場合もあります。
感覚のつらさや予定変更への苦手さ
ASD(自閉スペクトラム症)の特性がある子どもでは、換気扇や流水の音、におい、混雑、個室の狭さなどが強い負担になることがあります。また、「決まった家のトイレ以外は使いにくい」「休み時間の混雑が予測できず不安」と感じることもあります。これはわがままではなく、環境から受ける負荷や見通しの持ちにくさが関係している可能性があります。
不安、学校生活の緊張、体調との関係
不安が強いと、尿意、腹痛、吐き気、便意などの身体感覚に注意が向きやすくなることがあります。反対に、便秘や頻尿などの身体症状が先にあり、学校での不安を強めることもあります。不登校や登校しぶり、睡眠不足、朝の腹痛などと同時にみられる場合は、学校生活全体の負担も含めて考えます。
まず確認したい身体のサイン
頻尿、排尿時の痛み、発熱、血尿、強い腹痛、嘔吐、数日以上便が出ない、便が漏れる、急な体重減少などがある場合は、身体の病気の確認が優先されます。小児科や泌尿器科などへの相談が必要となることがあります。
また、強い喉の渇きや多量の尿、ぐったりしている様子があるとき、激しい腹痛や意識がぼんやりする様子があるときは、早めに医療機関へ相談してください。心の問題と決めつけず、身体面も含めて確認する姿勢が重要です。
家庭でできる対応
理由を問い詰めず、困り方を具体的に聞く
「どうして行けないの」と繰り返すと、本人が説明できない苦しさを強めることがあります。「音が苦手?」「人が多いのが気になる?」「先生に言うのが難しい?」など、答えやすい選択肢を示しながら、本人の言葉を待ちましょう。話したくないときは、絵やメモで伝える方法もあります。
我慢をほめすぎない
我慢できたことを「えらい」と評価すると、さらに我慢しなければならないと受け取ることがあります。目標は我慢することではなく、安心して必要なときにトイレを使えることです。帰宅後に責めず、「今日はどの時間が一番困った?」と振り返る程度にとどめます。
生活リズムと便通を整える
朝に時間の余裕がない、睡眠が不足している、朝食を抜く、便秘が続くといった状態は、登校前の不安や腹痛を強めることがあります。就寝・起床時刻、朝食、排便の習慣を急に変えようとせず、続けやすい範囲で整えていきます。
学校と共有できる工夫
本人と保護者の同意を得たうえで、担任、養護教諭、スクールカウンセラーなどに事情を共有すると、負担を減らせることがあります。例えば、授業中でも目立たない合図で退出できるようにする、保健室に近いトイレや比較的空いているトイレを確認する、休み時間の少し前後に利用するなどの方法があります。
大切なのは、本人の不安を無視して一律に慣れさせようとしないことです。使える場所・時間から小さく選択肢を増やす方法が合う場合もあれば、まず安心できる大人との関係づくりが必要な場合もあります。
児童精神科・精神科に相談する目安
身体面を確認しても困りごとが続く、学校生活や授業への参加に影響している、腹痛・頭痛・睡眠の乱れ・登校しぶりを伴う、強い不安やパニックのような症状がある場合は、児童精神科・精神科・心療内科への相談を検討できます。発達特性、不安症状、学校環境との相性などを一つずつ整理し、家庭や学校で取り得る対応を一緒に考えます。
和光医院は名古屋市千種区・茶屋ヶ坂で、子ども・思春期の不安、ASDやADHDの特性、睡眠、学校生活に関するご相談をお受けしています。初診はお電話(052-712-1777)でご予約ください。再診はお電話または公式予約システム(チェック・オン)をご利用ください。WEB問診は予約方法ではありません。
よくある質問
Q. 家では平気なのに、学校だけトイレに行けないのは病気ですか?
A. 必ずしも病気とは限りません。ただし、不安、感覚のつらさ、対人関係の緊張、便秘や頻尿などが関係していることがあります。生活や学校参加への影響が続く場合は、背景を整理するために相談を検討しましょう。
Q. 「慣れれば大丈夫」と毎日行かせたほうがよいですか?
A. 本人の負担が強い状態で無理に慣れさせようとすると、不安が強まることがあります。何が負担かを確認し、本人が取り組める小さな段階を考えることが大切です。
Q. 学校にはどこまで伝えればよいですか?
A. 診断名を必ず伝える必要はありません。「トイレに関する不安があり、必要時に退出しやすい配慮をお願いしたい」など、必要な支援に絞って共有する方法があります。本人の意向をできる限り尊重しましょう。
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