名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 名古屋市千種区 児童精神科のカウンセリング・精神科・心療内科 和光医院

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2026.09.24|

子どもが先生の指示を聞き取れない・聞き返しが多い|聴こえの確認とADHD・ASDなどの特性を相談する目安【名古屋市千種区・茶屋ヶ坂】


教室で先生の説明を聞きながらノートを確認する子どもと、視覚的な指示を書いた黒板のイメージ

学校で「先生の話を聞いていないように見える」「何度説明しても次に何をすればよいか分からない」「友達の話は聞こえているのに、集団への指示だけ抜けてしまう」といった様子はありませんか。保護者の方からは、聞き返しの多さや宿題・持ち物の聞き漏らしを心配する声が聞かれます。

こうした困りごとは、本人のやる気やしつけだけで説明できるものではありません。耳の状態、話を聞く場面の騒がしさ、注意の向けにくさ、不安、睡眠不足、発達特性など、複数の要因が関係することがあります。責める前に、どのような場面で何が起きているかを整理することが大切です。

「聞こえない」と「話が入りにくい」は同じではありません

音が聞こえにくい場合には、中耳炎、耳垢、難聴など耳鼻科での確認が必要になることがあります。一方、聴力に大きな問題がなくても、教室のざわつきの中で先生の言葉を聞き分けにくい、長い口頭指示を覚えていられない、複数の指示の順番が分からなくなることがあります。

近年、「聞こえているのに聞き取りにくい」状態について、聴覚情報処理の困りごととして語られることがあります。ただし、その評価や診断の考え方は一律ではなく、耳の病気、知的・言語発達、注意の特性、不安や疲労などを含めて丁寧に考える必要があります。自己判断で特定の診断名に当てはめるのではなく、困っている場面を具体的に把握しましょう。

学校生活で見られやすいサイン

  • 全体への指示のあと、周囲を見てから動き出す
  • 「分かった」と答えても、持ち物や宿題を聞き漏らす
  • 口頭だけの説明では課題に取りかかりにくい
  • 早口、長い説明、複数の指示で混乱しやすい
  • 騒がしい場所で会話が続きにくく、疲れやすい
  • 注意されることが増え、登校前に不安や腹痛を訴える

ただし、これらがあるからといってADHDやASDなどが必ずあるわけではありません。睡眠不足、体調不良、学級環境の変化、緊張や対人関係の負担でも、一時的に話が入りにくくなることがあります。

ADHD・ASD・不安との関係

ADHDの不注意が関係する場合

注意を保ち続けることや、必要な情報を選び取ることが難しいと、説明の一部が抜け落ちることがあります。特に、周囲の刺激が多い教室、興味が持ちにくい授業、指示が長い場面では困りやすくなります。聞こうとしていないのではなく、聞き続けること自体に負荷がかかっている場合があります。

ASDの特性が関係する場合

曖昧な表現や暗黙の了解が分かりにくい、予定変更を口頭で急に伝えられると整理しにくい、といったことがあります。音への敏感さがある場合は、教室の雑音そのものが大きな負担になることもあります。

不安・睡眠の影響

不安が強いときは、失敗しないように気を張りすぎて説明が頭に入りにくくなることがあります。また、寝つきの悪さや朝の眠気が続くと、授業中の集中力や記憶にも影響します。「聞く力」だけを切り離さず、心身の状態全体を確認することが必要です。

家庭と学校で試せる工夫

まずは、本人を問い詰めず、「どの授業で」「どんな言い方だと」「何が分かりにくいのか」を一緒に確かめてください。学校には、困りごとを共有したうえで、次のような配慮を相談できることがあります。

  • 指示を短く区切り、一度に一つずつ伝える
  • 口頭の説明に加え、板書、メモ、予定表など視覚的な手がかりを用いる
  • 本人に言い返してもらい、理解を確認する
  • 前方や話し手が見えやすい席を検討する
  • 宿題・持ち物は連絡帳や写真などで確認できるようにする

「ちゃんと聞いて」「何回言えば分かるの」と繰り返すと、本人が失敗への不安を強めることがあります。できなかった点だけでなく、分かりやすかった伝え方や、うまくできた条件を見つける視点が役立ちます。

受診・相談を考える目安

聞き返しや聞き漏らしが家庭と学校の両方で続く、学習や友人関係に影響している、注意や叱責が増えて自己肯定感が下がっている、登校しぶり・不安・睡眠の乱れを伴う場合は、早めに相談をご検討ください。急に聞こえが悪くなった、耳の痛みや耳だれがある場合は、まず耳鼻科での評価が必要です。

和光医院では、児童精神科・精神科・心療内科として、お子さんの発達歴、学校と家庭での様子、睡眠や不安などをうかがい、必要に応じて関係機関との連携も含めて考えます。診断名を急ぐのではなく、日常生活の困りごとを整理し、本人に合った対応を一緒に検討します。

よくある質問

Q. 家では話を聞けるのに、学校だけで指示が入らないのはなぜですか?

A. 教室は音や人の動きが多く、集団への指示は速く進みやすいため、家庭より負荷が高くなることがあります。緊張、対人関係、授業内容、座席なども影響するため、学校での具体的な状況を確認することが大切です。

Q. 聴力検査が正常なら、耳の問題はないと考えてよいですか?

A. 聴力検査が正常でも、騒がしい環境での聞き取りや口頭指示の理解に困難を感じることはあります。ただし原因は一つとは限らないため、耳鼻科での確認に加え、生活場面や発達・心理面を総合的にみる必要があります。

Q. 初診はどのように予約すればよいですか?

A. 初診のご予約はお電話で承ります。和光医院(名古屋市千種区・茶屋ヶ坂)まで052-712-1777へご連絡ください。再診は電話または公式予約システム「チェック・オン」をご利用ください。


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