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2026.10.31|

持久走大会を「休みたい」と言う子どもへ|運動の苦手さ・見られる負担を整理する相談の目安【名古屋市千種区・茶屋ヶ坂】

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持久走大会を前に、学校生活の負担について親子で話すイメージ

秋から冬にかけて、学校で持久走やマラソン大会の練習が始まる時期です。「走りたくない」「当日は休みたい」「体育がある日は朝から機嫌が悪い」といった反応がみられると、保護者の方は怠けなのではないか、無理にでも参加させるべきかと迷うかもしれません。

持久走を苦手とする理由は一つではありません。体力や運動の得意・不得意だけでなく、息苦しさへの怖さ、順位や周囲の視線、失敗への強い心配、音や集団での活動の負担、予定が続くことへの疲れなどが重なっていることがあります。児童精神科・精神科・心療内科では、学校生活の中で何が負担になっているのかを整理し、必要に応じて学校との共有方法を考える相談を行います。

「走れない」ではなく、何がつらいのかを分けて考える

本人が「持久走が嫌」と言うとき、その言葉の奥には複数の理由が隠れていることがあります。理由を急いで一つに決めず、前後の様子を観察することが大切です。

体の感覚への不安が強い

走ったときの動悸、息切れ、脇腹の痛み、汗、顔が赤くなる感覚を「危険なこと」と感じ、練習前から緊張する子どもがいます。過去に苦しかった経験や、周囲より遅れることへの心配がきっかけになる場合もあります。胸痛、強い息苦しさ、失神、発熱、持病に関わる症状などがあるときは、まず小児科など身体面の評価が必要です。こころの負担だけと決めつけないようにしましょう。

見られること・比べられることが負担になる

持久走は、走る順番や記録、順位が意識されやすい活動です。「遅いと思われたくない」「応援や先生の声が気になる」「最後になったら恥ずかしい」と感じる子どももいます。普段は教室で過ごせていても、評価される場面だけ強くつらくなることがあります。

発達特性や疲れやすさが関係することもある

ADHDの特性がある子どもでは、長い距離を一定のペースで走る活動に集中を保ちにくかったり、準備物や集合の指示が重なることで混乱したりすることがあります。ASDの特性がある子どもでは、予定変更、笛や声援などの音、集団の動き、見通しの持ちにくさが負担になる場合があります。ただし、持久走が苦手であることだけでADHDやASDと判断することはできません。学校以外での様子も含めて丁寧にみることが重要です。

家庭でできる聞き方と準備

「みんな走るのだから頑張って」「休むのはだめ」と結論を急ぐ前に、短く具体的に聞いてみましょう。例えば、「走ることそのものが嫌?」「みんなに見られるのが嫌?」「練習の日の朝からつらい?」「終わったあとはどれくらい疲れる?」などです。答えがすぐに出なくても構いません。

  • 大会、練習、着替え、集合、記録測定など、負担が強い場面を分けて記録する
  • 睡眠、食欲、朝の様子、帰宅後の疲れ方の変化を確認する
  • 「参加する・しない」の二択にせず、見学、距離や役割の調整などを学校へ相談できるか考える
  • 本人が話しにくいときは、無理に理由を聞き出さず、困っていることを一緒に整理する姿勢を伝える

学校へ伝える際は、「本人が弱いから」ではなく、「どの場面で、どのような負担があり、どうすれば参加しやすいか」という形にすると共有しやすくなります。配慮の内容は、本人の状態、学校の体制、医療的な確認の必要性によって異なります。

児童精神科への相談を考えたい目安

持久走だけの一時的な苦手さで、生活全体に大きな支障がなければ、学校と相談しながら見守れることもあります。一方で、次のような状態が続くときは、背景を整理するために相談をご検討ください。

  • 練習や大会が近づくと、眠れない、食べられない、涙が止まらないなどの変化が続く
  • 体育以外の学校活動にも参加しにくくなっている
  • 帰宅後に強く疲れ切り、家族とのやり取りが難しくなっている
  • 順位や失敗への恐怖が強く、自分を激しく責めている
  • 運動場面に限らず、集団、音、予定変更、指示の多さで困りごとが続いている

受診時には、いつから変化があるか、学校で困る具体的な場面、家庭での様子、睡眠や食事の変化、学校とのやり取りなどをメモしておくと、相談内容を整理しやすくなります。診断を急ぐことが目的ではなく、本人に合った支え方を一緒に考えることが大切です。

よくある質問

Q. 持久走を嫌がるだけで受診してもよいですか?

A. 相談できます。診断の有無にかかわらず、学校活動での負担、気持ちの変化、家庭での対応を整理することに意味があります。身体症状がある場合は、身体面の診療が必要かもあわせて考えます。

Q. 学校にはどのように伝えればよいですか?

A. 「参加したくない」という結果だけでなく、どの場面で困るのか、本人が比較的参加しやすい条件は何かを具体的に伝えることが役立ちます。学校の判断や体制もあるため、早めに担任や養護教諭へ相談しましょう。

Q. 無理をさせれば慣れますか?

A. 一律には言えません。少しずつ経験することが助けになる場合もありますが、強い恐怖や体調悪化がある状態で無理を重ねると、活動全体への苦手意識が強まることがあります。本人の状態をみながら、段階や方法を検討します。

名古屋市千種区・茶屋ヶ坂で、子どもの学校生活、発達特性、不安、睡眠などについて相談先を探している方は、和光医院へご相談ください。初診は公式サイトのLINE初診予約または電話 052-712-1777。再診は電話または公式予約システム(チェック・オン)。WEB問診の送信だけでは予約は確定しません。


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