2026.09.20ブログ

厚木市で産後の気分の落ち込み・不安を相談したい方へ|産後うつのサインと受診の目安

産後の気分の落ち込みや不安について相談を考える方をイメージした、落ち着いた室内の写真
産後の気分の落ち込みや不安について相談を考える方をイメージした、落ち着いた室内の写真

出産後、「赤ちゃんはかわいいのに気持ちがついていかない」「理由もなく涙が出る」「眠れる時間があっても眠れない」「自分は親として失格ではないか」と感じることはありませんか。産後は、身体の回復、ホルモン環境の変化、睡眠不足、授乳や育児の負担、家族関係や仕事への心配など、心身に大きな変化が重なる時期です。

気分の落ち込みや強い不安が続く場合には、産後うつを含めたこころの不調が関係していることがあります。気合いや我慢だけで乗り切ろうとせず、早めに状況を整理して相談することが大切です。

産後に起こりやすい気分の変化

出産後数日から2週間ほどは、涙もろさ、気分の揺れ、いら立ちなどがみられることがあります。こうした一時的な変化は「マタニティブルーズ」と呼ばれることがあり、多くは周囲の支えや休養とともに軽快します。

一方で、つらさが2週間以上続く、日常生活や育児に大きく影響している、時間とともに悪化している場合には、産後うつ、不安症、パニック症状、不眠などを含めて評価が必要になることがあります。診断は症状の種類だけで決まるものではなく、経過、生活状況、身体の状態、これまでのこころの不調の有無などをあわせて丁寧に確認します。

受診を検討したいサイン

気分や考え方の変化

  • 気分の落ち込み、涙が出る、何をしても楽しくない状態が続く
  • 自分を強く責める、親として十分ではないと感じ続ける
  • 育児や家事ができないことへの罪悪感が強い
  • 以前なら気にならなかったことにも強く不安を感じる

身体・行動に表れる変化

  • 赤ちゃんが寝ている間にも眠れない、早朝に目が覚めてしまう
  • 食欲が極端に落ちた、または食べ過ぎてしまう
  • 動悸、息苦しさ、震え、めまいなどを伴う強い不安発作がある
  • 人に会うことや外出が負担になり、孤立している

「これくらいで相談してよいのだろうか」と迷う段階でも構いません。症状が診断基準に当てはまるかどうかだけでなく、今の生活で何に困っているか、どのような支えが必要かを一緒に考えることに意味があります。

産後の不調は本人の努力不足ではありません

産後のこころの不調は、本人の性格や愛情の不足で起こるものではありません。十分な休息を取ろうとしても、授乳、夜間の対応、家族の事情などから休めないことも少なくありません。また、妊娠・出産を機に、もともとあった不安の強さ、うつ症状、発達特性による段取りの難しさなどが目立つこともあります。

ご家族は、「頑張って」「考え過ぎないで」と励ますよりも、「眠れている?」「今いちばん大変なのは何?」と具体的に尋ね、休息や受診につながる時間を確保することが役立つ場合があります。本人が言葉にしにくいときは、気分・睡眠・食事・不安発作の有無などをメモしておくと、相談時に状況を伝えやすくなります。

受診時に確認すること

診察では、気分や不安の程度、睡眠、食欲、育児・家事・仕事への影響、これまでの治療歴、服薬状況などを確認します。授乳中や妊娠の可能性がある場合には、その点も必ずお伝えください。治療の必要性や方法は一律ではなく、環境調整、休養の取り方、心理的な支援、必要に応じた薬物療法などを、それぞれの状況に応じて検討します。

産後の不調に、甲状腺の病気や貧血など身体の要因が関係することもあります。身体症状が強い場合や産婦人科での確認が必要と考えられる場合には、連携先への相談をご案内することがあります。

すぐに安全の確保と緊急の相談が必要なとき

「消えてしまいたい」「自分や赤ちゃんを傷つけてしまうのではないか」といった考えがある、現実と違うことが見える・聞こえる、強い混乱があるなどの場合は、ひとりで抱え込まないでください。家族など身近な人にそばにいてもらい、地域の救急相談窓口、救急医療機関、または119番などを利用して、速やかに安全を確保してください。

厚木市で産後のこころの不調を相談したい方へ

きもとメンタルクリニックでは、気分の落ち込み、不安、パニック症状、不眠、育児や仕事のストレスなど、こころの不調についてご相談いただけます。初診では現在の困りごとをうかがい、必要な対応を一緒に検討します。初診のご予約は電話 046-280-6257 へご連絡ください。再診は電話または公式予約システムをご利用ください。

よくある質問

Q1. 出産から時間がたっていても、産後の不調として相談できますか?

A. はい。出産後の不調がいつから続いているか、育児や復職などをきっかけに悪化していないかを含めて確認します。時期にかかわらず、生活に支障がある、つらさが続く場合はご相談ください。

Q2. 授乳中でも精神科・心療内科に相談できますか?

A. 相談できます。授乳中であること、服用中の薬やサプリメント、産婦人科での治療内容をお伝えください。治療の選択肢と注意点を個別に検討します。

Q3. 家族だけで相談することはできますか?

A. ご本人の受診を勧める方法や、見守りのポイントについて相談したい場合もあるでしょう。実際の受診方法や対応可否は状況により異なるため、まずはお電話でお問い合わせください。

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