2026.10.26ブログ
厚木市で文化祭・合唱祭が近づくと学校生活がつらいお子さまへ|児童精神科に相談する目安

秋は、文化祭・合唱祭・学習発表会など、学校行事の準備が増える時期です。普段は登校できているお子さまでも、「練習が始まってから朝に起きられない」「教室に入りにくい」「行事の話題になると黙り込む」といった変化がみられることがあります。
学校行事を苦手と感じること自体は、珍しいことではありません。一方で、不安や疲労が強く、欠席・遅刻・腹痛や頭痛、気分の落ち込み、家庭での強いイライラなどにつながっている場合は、お子さまが無理を重ねているサインかもしれません。厚木市で、行事をきっかけに学校生活全体がつらくなっていると感じるときは、児童精神科への相談を検討してください。
文化祭・合唱祭が負担になりやすい背景
学校行事には、普段と異なる予定、長時間の練習、音や人の多さ、役割分担、周囲との関わり、発表への注目などが重なります。どの場面が負担になるかは、お子さまによって異なります。
- 予定変更や見通しの立たないことに強い緊張がある
- 合唱練習の音量、体育館の響き、人混みなどで疲れやすい
- 班活動や係、友人との調整に気を遣いすぎる
- 失敗したくない気持ちが強く、練習でも力を抜けない
- 人前に立つこと、歌うこと、注目されることへの恐怖が強い
- 練習後にぐったりし、帰宅後の癇癪、涙、無気力が増える
こうした反応には、不安の強さ、気分の不調、対人関係の悩み、発達特性による環境の受け止め方の違いなど、複数の要因が関係することがあります。行事を苦手とすることだけで、特定の診断が決まるわけではありません。背景を急いで決めつけず、困りごとの現れ方を丁寧に整理することが大切です。
「頑張らせる」前に確認したい変化
「本番だけ参加すればよい」「みんなも頑張っているから」と励ましたくなる場面もあります。しかし、本人がすでに限界に近いときは、励ましがさらなる負担になることがあります。まずは、いつから何が変わったのかを見てみましょう。
相談を考えたいサイン
- 行事の練習が始まってから、欠席・遅刻・保健室利用が増えた
- 腹痛、吐き気、頭痛、動悸などを訴え、登校前に強まる
- 眠れない、朝起きられない、食欲が落ちる状態が続く
- 以前楽しめていたことにも関心が向きにくい
- 自分を強く責める、泣く、怒る、閉じこもることが増えた
- 「消えたい」「いなくなりたい」など、安全が心配になる言葉がある
最後のような発言、自傷行為、切迫した安全上の心配がある場合は、予約日を待たず、地域の救急相談や救急医療機関など緊急の支援先を利用してください。
家庭と学校で整理しておくとよいこと
受診の前後を問わず、「参加するか、しないか」の二択にせず、負担を具体的に分けて考えると役立ちます。例えば、練習のどの時間がつらいのか、音・人間関係・役割・移動・衣装・本番のどれが心配なのかを、お子さまの言葉や様子から記録します。
学校には、体調面の変化と、本人が負担に感じている可能性のある場面を共有し、参加方法や休憩の取り方について相談できることがあります。無理に理由を聞き出すよりも、「一番しんどい時間はいつ?」「休めるとしたらどこが安心?」のように、答えやすい質問から始める方法もあります。
児童精神科では、学校生活で起きている困りごと、睡眠や食欲などの変化、家庭での様子、これまでの経過を確認しながら、こころの不調や発達特性との関連を含めて整理します。診断名だけを目的にするのではなく、今のお子さまに必要な支え方を考えるための相談先の一つです。
受診時に伝えると役立つ内容
- 行事の練習や準備が始まった時期
- 登校前・学校中・帰宅後にみられる変化
- 眠り、食欲、体の不調、気分の変化
- 本人が話している不安、嫌な場面、安心できること
- 学校ですでに行っている配慮や、家庭で試した対応
すべてをきれいにまとめる必要はありません。思い出せる範囲で、メモや学校からの連絡内容を持参すると、相談の手がかりになります。
よくある質問
Q. 行事だけ休みたがる場合も、相談してよいですか?
A. はい。行事だけの困りごとであっても、苦痛が強い、学校生活への影響が広がっている、家庭での対応に悩んでいる場合は相談の対象になります。背景を確認し、必要な対応を一緒に整理します。
Q. 発達障害があるか分からなくても受診できますか?
A. 受診前に診断を決めておく必要はありません。不安、疲れやすさ、予定変更の苦手さ、感覚面のつらさなど、現在の困りごとからご相談ください。
Q. 本人が受診を嫌がるときはどうすればよいですか?
A. 受診を「できないことを直す場」と説明するより、「学校でつらいことを整理するために話を聞いてもらう場」と伝えると受け入れやすいことがあります。無理に連れて行こうとせず、まず保護者の方が困りごとを整理することも大切です。
文化祭や合唱祭が近づく時期に、お子さまの不調や学校への負担感が目立ってきた場合は、早めに相談先を持つことが助けになります。きもとメンタルクリニックでは、心療内科・精神科・児童精神科として、学校生活やこころの不調に関するご相談を受け付けています。
初診は電話 046-280-6257。再診は電話または公式予約システム。



