2026.09.14ブログ
厚木市で子どもの忘れ物・落ち着きのなさが気になる方へ|ADHD・発達特性の相談


子どもの忘れ物が多い、宿題に取りかかれない、授業中に集中が続きにくい、順番を待つことが苦手など、学校生活や家庭での様子に心配を抱く保護者の方は少なくありません。こうした様子には、注意欠如・多動症(ADHD)を含む発達特性が関係することがあります。一方で、睡眠不足、不安、気分の落ち込み、環境の変化、学習面でのつまずきなど、別の要因が影響している場合もあります。
大切なのは、特定の行動だけで「発達障害」と決めつけず、お子さんがどのような場面で、どの程度困っているのかを丁寧に確認することです。厚木市でお子さんの学校生活や日常の困りごとについて相談先を探している方に向けて、受診を考える目安を解説します。
ADHDを含む発達特性でみられることがある様子
ADHDは、不注意、多動性、衝動性の特性によって、生活や学習、人間関係に困難が生じることがある状態です。現れ方には個人差があり、年齢、家庭や学校の環境、得意・不得意によっても異なります。
不注意に関する困りごと
- 連絡帳、提出物、持ち物を忘れることが繰り返しある
- 話を最後まで聞くことや、複数の指示を順に行うことが難しい
- 宿題や片付けを始めても、途中で別のことに気を取られやすい
- ケアレスミスが多く、時間の見通しを立てにくい
多動性・衝動性に関する困りごと
- 座っている場面でも体を動かしたくなり、席を離れてしまう
- 思いついたことをすぐに口にしてしまい、会話に入り込みやすい
- 待つことや順番を守ることが強い負担になる
- 行動する前に考えることが難しく、後から困ることがある
ただし、活発さや忘れ物だけで診断されるわけではありません。発達段階としてみられる行動もありますし、疲れ、睡眠の乱れ、家庭や学校でのストレスが一時的に影響することもあります。
相談を検討したい目安
家庭だけ、あるいは学校だけで見られる一時的な変化よりも、複数の場面で困りごとが続き、お子さん自身や周囲が負担を感じているかが重要です。例えば、次のような場合には児童精神科への相談を検討できます。
- 学年が上がって課題や持ち物の管理が増え、困りごとが目立ってきた
- 注意される経験が重なり、自信をなくしたり、登校を嫌がったりしている
- 友人関係の行き違い、親子間の衝突、学習の遅れなどが続いている
- 不安、イライラ、眠りにくさ、腹痛や頭痛など心身の不調もみられる
- 家庭で工夫しても生活上の支障が続き、対応に迷っている
急に様子が大きく変わった、強い落ち込みや不安がある、自分や他者を傷つけるおそれがある場合は、早めに医療機関等へご相談ください。緊急性が高いと感じるときは、地域の救急相談窓口や救急医療もご利用ください。
受診前に整理しておくとよいこと
診察では、現在の困りごとだけでなく、これまでの発達や生活の経過、家庭と学校での様子をうかがいます。正確な診断には時間を要することがあり、一度の面談だけで結論が出ない場合もあります。
事前に、困る場面と頻度、うまくいく場面、睡眠や食事の状況、本人がつらいと感じていることをメモしておくと、相談内容を伝えやすくなります。学校からの連絡内容、通知表、担任やスクールカウンセラーから共有された情報がある場合は、持参できる範囲でご準備ください。お子さんを責めるためではなく、負担を減らす方法を一緒に考えるための情報になります。
家庭・学校でできる環境の工夫
診断の有無にかかわらず、困りごとに応じた環境調整が役立つことがあります。指示を短く一つずつ伝える、持ち物を一覧にする、宿題を小さな単位に分ける、できたことを具体的に確認するなどは一例です。学校での配慮については、お子さんの状況を踏まえ、担任の先生や学校と相談しながら検討します。
ただし、工夫しても困りごとが続く場合や、本人の苦痛が強い場合には、背景に不安症、抑うつ状態、睡眠の問題、学習上の困難などがないかを含めて確認することが大切です。自己判断で対応を抱え込まず、専門家にご相談ください。
きもとメンタルクリニックへのご相談
きもとメンタルクリニックは、神奈川県厚木市で心療内科・精神科・児童精神科の診療を行っています。お子さんの落ち着きにくさ、忘れ物、学校生活への適応、発達特性が気になる場合にも、現在の困りごとや生活背景をうかがいながら相談をお受けします。診療内容や対応の可否は状態により異なりますので、まずはお問い合わせください。
初診のご予約はお電話(046-280-6257)でお願いいたします。再診はお電話または公式予約システムをご利用ください。
よくある質問
Q. 忘れ物が多いだけでも相談できますか?
A. ご相談いただけます。忘れ物の背景には、注意の特性だけでなく、生活リズム、ストレス、学習や環境面の負担などが関係することもあります。困る場面や経過を整理してお伝えください。
Q. 学校から指摘されていなくても受診は必要ですか?
A. 学校からの指摘の有無だけで判断する必要はありません。家庭での負担が大きい、本人がつらそう、自信を失っているなどの場合は相談をご検討ください。
Q. 受診したら必ずADHDと診断されますか?
A. いいえ。診断は、成育歴、複数の場面での様子、生活への影響、ほかの状態の可能性などを総合して慎重に判断します。診断の有無にかかわらず、困りごとへの対応を考えることが重要です。



