2026.10.16ブログ
厚木市で大切な人を亡くした後、眠れない・日常生活がつらい方へ|心療内科・精神科に相談する目安

大切な家族や親しい人を亡くした後、「眠れない」「何をしても気持ちが動かない」「急に涙が出る」といった変化が起こることがあります。故人を思い出してつらくなることや、しばらく生活のペースを取り戻せないことは、つながりが深かったほど自然にみられる反応です。
一方で、悲しみだけで説明しにくいほど心身の不調が続いたり、仕事や家事、学校生活に大きく影響したりする場合には、心療内科・精神科で状態を整理することが役立つ場合があります。秋は日が短くなり、法要や年末年始を控えて故人を思い出す機会が増える方もいる時期です。無理に「元気にならなければ」と急ぐ必要はありません。
死別の後に起こりうる心身の変化
死別への反応には個人差があり、現れ方や続く期間を一律には決められません。悲しみ、寂しさ、怒り、後悔、現実感のなさなど、相反する気持ちが行き来することもあります。また、こころの負担は身体にも表れます。
- 寝つけない、途中で何度も目が覚める、早朝に目が覚める
- 食欲が落ちる、疲れやすい、動悸や胃の不快感がある
- ぼんやりして判断しにくい、仕事や家事でミスが増えた
- 人に会うことや連絡を返すことが負担に感じる
- 故人を思い出す場所や話題を避け続けてしまう
- 「自分のせいだったのではないか」と強く責め続ける
こうした反応があること自体で、すぐに病気と決まるわけではありません。しかし、つらさを一人で抱え続けなくてよいことも大切です。
心療内科・精神科への相談を考えたい目安
生活を保つことが難しくなっている
不眠や食欲低下が続き、出勤・通学、家事、育児などに支障が出ているときは、早めの相談を検討しましょう。休む必要性や、当面の生活をどう整えるかを一緒に考えることができます。もともと不安症、うつ、パニック症状、発達特性などがある方では、死別をきっかけに以前の不調が強まることもあります。
気分の落ち込みや自責が強く、回復する感覚が乏しい
「何も楽しめない」「自分には価値がない」と感じる状態が続く、強い罪悪感から離れられない、将来を考えられないといった場合には、うつ状態などが重なっていないか慎重に確認する必要があります。悲しみの反応と精神疾患は単純に分けられるものではないため、診察では経過や生活への影響を丁寧にうかがいます。
つらさを話せる相手がいない、家族内で支え方に迷っている
「周囲に心配をかけたくない」「家族の前では平気にしていなければならない」と感じ、気持ちを置く場所がなくなることがあります。受診は、気持ちを早く切り替えるためだけの場ではありません。今起きていることを言葉にし、睡眠や不安、生活上の負担を整理するための選択肢にもなります。
受診時に伝えると整理しやすいこと
うまく話せるか不安な場合は、メモを持参しても構いません。亡くなられてからの時期、睡眠・食事・仕事や学校生活の変化、特につらくなる場面、これまでのこころや身体の病気、服用中の薬を簡単に書いておくと役立ちます。ご家族が心配している点を一緒に伝えることもできます。
診察では、死別の経過だけでなく、身体疾患や薬の影響、睡眠の状態なども含めて確認します。必要に応じて、休養、心理的な支援、薬物療法などを検討しますが、治療内容は状態や希望を踏まえて個別に判断します。
自分を急かさず、支援につながるために
周囲と比べて「まだつらい」と責める必要はありません。悲しみ方に正解はなく、よくなったと思った後に気持ちが揺れ戻ることもあります。ただし、自分を傷つけたい気持ちが強い、具体的に命を絶つことを考えている、ひとりで安全を保てないと感じる場合は、予約を待たず、家族など身近な人や救急医療につながってください。
厚木市で、大切な人を亡くした後の不眠、不安、気分の落ち込み、仕事や学校生活への影響に悩んでいる方は、心療内科・精神科へご相談ください。初診は電話 046-280-6257。再診は電話または公式予約システム。
よくあるご質問
悲しいのは当然なのに、受診してもよいですか?
はい。死別後の悲しみがあることと、相談が必要であることは矛盾しません。生活への影響や眠れなさ、不安の強さを整理したいときにも受診をご検討いただけます。
亡くなってから時間がたっていても相談できますか?
相談できます。時間が経過してから、法要、季節の行事、生活環境の変化などをきっかけに不調が強まることもあります。
家族が受診を嫌がっている場合はどうすればよいですか?
無理に説得するより、「眠れているか心配」「一度、今のつらさを相談してみないか」と具体的な困りごとに寄り添って伝える方法があります。本人の安全が保てないほど切迫している場合は、救急対応も含めて検討してください。



