2024.01.18ブログ
ADHDは潜在的に潜伏していることが結構あるが、気が付かれていない
ADHDは潜在的に潜伏していることが結構あるが、気が付かれていない ADHDという単語は結構認知されたかなと思います。 ですが、ADHDという疾患があることは知っていても、それがどういう症状化は分からない、もしくは分かっても自分の中にそれがあるかは気が付けない、ということがかなりあります。 それくらいADHDの不注意症状は本人と感覚とぴったりくっついていて、自分では自覚できないものなのです。 病気というものに対して意識が高い、もともと興味がある、人は普段から調べているので、自分できがつけることもあります。 ですがそれはやはり一般的ではありません。 ADHD症状には気が付いていないが、仕事でのミス、トラブルが続く、調子が悪くなってきて精神科受診 このような二次的な受診が多いです。 子どもだと、学校から指摘されてというケースがあるので、一次的な理由で来院することもありますが、大人では少ないです。 主訴に、ADHD疑い、と書かれていない状態で、ADHDを鑑別疾患の中にいれることができるかどうかは、担当医の能力次第ということになります。 児童精神科医は大人はみない、こともあるので、なおさら確率が減るかもしれません 不注意が自分にあるかどうか、生育歴は親から聞かないとわかりませんが、親から話をきくような関係ではないという方も結構います。 そうすると本人からの情報のみで判断することになります。 そういう時、やはり、発達検査は便利です。 完璧ではないですが、ある程度の傾向はだしてくれますし、割と正確にでます。 検査結果をみる医者の能力も必要になるので、このあたりは注意が必要です。適当にみても、分からないものです。 ADHDの不注意症状は程度が軽くても、めちゃくちゃ働く人とか、並列作業の多い仕事では、そのちょっとが邪魔になること、結構あります。 もしその不注意症状が治療で一時的でも改善したら、人生が変わるくらいの変化になる可能性はあります。 気合じゃなんともならないことありますから、少しでも気になれば検査してもいいと思います。