2025.03.16ブログ
コロナ感染後の不安やブレインフォグを相談するとき|厚木市のきもとメンタルクリニック
コロナ感染後の不安やブレインフォグを相談するとき
記載見直し:2026年10月31日
感染後に不安、眠りにくさ、疲労、考えがまとまりにくい感じが続くときは、その経過と生活への影響を医師に伝えてください。「ブレインフォグ」は本人が感じる思考・集中の困難を表すことがあり、それだけで特定の脳の病変や原因を確定する診断名ではありません。
診察で伝えると役立つこと
感染時期と症状が始まった時期、良い日・悪い日の変化、睡眠や活動との関係、服薬、仕事・学校で困る場面を整理します。身体面の確認とともに、不安や抑うつ、睡眠の状態も評価し、必要に応じて他科と連携します。新しく症状が出た、急に悪化した場合も医療機関へ相談してください。
治療の説明を確認するとき
感染後の状態全体に対する治療と、個々の症状や併存する疾患への対応を分けて考えます。「抗うつ薬や抗不安薬は効かず、副作用が目立つ」と一括りにすることはできません。本人の状態に合わせて選択肢と負担を説明し、効果と安全性を確認しながら見直します。
以前の日英本文にあった、酸素供給不足や炎症を原因として断定する説明、TMS・エクソソームが標準治療よりよい選択肢になるとの推奨を見直しました。神経の再生や抗炎症という説明だけで、感染後の不安・疲労・集中力への治療効果を保証することはできません。
English summary
Persistent anxiety or concentration difficulty after COVID-19 should be assessed alongside physical symptoms, sleep, medicines and daily functioning. Brain fog does not by itself establish a specific cause. Treatments for accompanying conditions require individual consideration. Earlier categorical claims about inflammation or oxygen supply, blanket dismissal of psychiatric medicines, and promotional claims for TMS or exosome interventions have been revised. Discuss treatment changes with your clinician.
参考:NICE NG188「Management」(英国のガイドライン)
NICE NG188:管理と支援
治療情報と安全性
TMSとエクソソーム等の利用は、根拠や承認・適応を個別に確認する必要があります。TMSには頭痛、刺激部位の痛み、まれなけいれん等のリスクがあり、誰にでも適するとは言えません。エクソソームの基礎研究から、特定製品の治療効果や安全性を推測して勧めることはできません。研究用試薬に関する厚生労働省通知も参照してください。
現在の製剤・機器、提供状況、承認、総費用、回数を確認できない募集案内や商品名による推奨は掲載していません。自由診療を検討する際は、実施医療機関に根拠、主なリスク、代替治療、総費用を確認してください。処方薬は自己判断で中止・増減しないでください。
参考資料
厚生労働省「エクソソーム試薬に係る監視指導について」(2024年7月31日)
厚生労働省通知
NIMH「Brain Stimulation Therapies」(米国の情報。日本での承認・適応を示すものではありません)
NIMHの参考資料
きもとメンタルクリニック(神奈川県厚木市)
初診:電話046-280-6257。再診:電話または公式予約システム。
再診の公式予約
DM予約には誘導しません。WEB問診の送信だけでは予約は確定しません。
First visits: call 046-280-6257. Follow-up visits: telephone or the official booking system. Please do not book by DM.



