2025.05.18ブログ
うつ症状と体の不調を一緒に相談するには|厚木市のきもとメンタルクリニック
うつ症状と体の不調を一緒に相談するには
記載見直し:2026年10月31日
気分の落ち込みに加えて、疲れやすさ、眠りの変化、痛みや胃腸の不調などを感じることがあります。こうした症状を精神面だけ、身体面だけと決めつけず、いつから続いているか、日常生活への影響、身体疾患や服薬の状況などを診察で確認します。
炎症や神経伝達物質の研究と、本人の症状の原因を同定することは別です。「全身の細胞が傷ついている」「細胞を修復する治療なら何でも効果がある」と、症状や仮説だけから結論づけることはできません。
薬物療法、心理療法、生活面や環境の支援は、経過と本人の希望も踏まえて検討します。体の不調があるから抗うつ薬が効かない、あるいは薬が不要という意味ではありません。効果や副作用を処方医と確認し、必要に応じて診療科間で連携します。子どもと大人では評価や適応も異なります。
以前の日英本文で、エクソソームの効果を細胞修復の仮説から説明していた記載と、TMSの身体症状への効果を一律に評価した記載を見直しました。特定の症状への有効性は、研究仮説ではなく、対象となる患者・方法・製品ごとの臨床的根拠から判断する必要があります。
English summary
Depressive symptoms can occur alongside physical discomfort. Assessment should consider both mental and physical health, medicines and daily functioning. Symptoms alone do not establish widespread cellular damage or show that a cellular-repair intervention will help. Medication, psychotherapy and practical support are considered individually. Earlier claims extrapolating exosome benefits from a biological hypothesis have been revised. Do not change medicines without consulting the prescriber.
NIMH「Depression」
NIMHの参考資料
治療情報と安全性
TMSとエクソソーム等の利用は、根拠や承認・適応を個別に確認する必要があります。TMSには頭痛、刺激部位の痛み、まれなけいれん等のリスクがあり、誰にでも適するとは言えません。エクソソームの基礎研究から、特定製品の治療効果や安全性を推測して勧めることはできません。研究用試薬に関する厚生労働省通知も参照してください。
現在の製剤・機器、提供状況、承認、総費用、回数を確認できない募集案内や商品名による推奨は掲載していません。自由診療を検討する際は、実施医療機関に根拠、主なリスク、代替治療、総費用を確認してください。処方薬は自己判断で中止・増減しないでください。
参考資料
厚生労働省「エクソソーム試薬に係る監視指導について」(2024年7月31日)
厚生労働省通知
NIMH「Brain Stimulation Therapies」(米国の情報。日本での承認・適応を示すものではありません)
NIMHの参考資料
きもとメンタルクリニック(神奈川県厚木市)
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