2026.09.21ブログ

厚木市でストレスによる腹痛・下痢が続く方へ|過敏性腸症候群と心療内科への相談目安

ストレスや緊張による腹痛・下痢について相談するイメージ
ストレスや緊張による腹痛・下痢について相談するイメージ

「仕事の日の朝だけおなかが痛い」「会議や電車を考えると下痢が心配になる」「学校へ行こうとすると腹痛が強くなる」など、腹部の不調がストレスや緊張と重なって続くことがあります。こうした症状の背景の一つに、過敏性腸症候群(IBS)があります。

過敏性腸症候群は、腸に明らかな病気が見つからないにもかかわらず、腹痛や便通の変化が繰り返される状態です。腸だけの問題、こころだけの問題と単純に分けられるものではありません。腸と脳・自律神経は互いに影響し合うため、生活環境、不安、睡眠、気分の落ち込みなどを含めて整理することが大切です。

過敏性腸症候群でみられることがある症状

症状の現れ方には個人差がありますが、次のような困りごとがみられます。

  • 腹痛や腹部の違和感を繰り返し、排便後に軽くなることがある
  • 下痢、便秘、または両方を繰り返す
  • おなかの張り、ガスが気になる
  • 外出先でトイレに行けないことが心配で、移動や予定を避けてしまう
  • 出勤・登校前、発表前、対人場面などで症状が強くなる
  • 症状への心配から眠りにくい、気分が落ち込む、集中しにくい

秋は、夏の疲れに加え、業務量の変化や行事、新学期の環境変化などで生活リズムが揺れやすい時期です。体調の変化を「気のせい」と我慢し続けず、症状がいつ・どのような場面で強まるかを確認してみましょう。

まず身体の病気を除外することが重要です

腹痛や便通異常には、感染性胃腸炎、炎症性腸疾患、食物不耐症、甲状腺の病気など、ほかの原因が隠れている場合もあります。過敏性腸症候群かどうかは、症状の経過や必要な診察・検査を踏まえて判断されます。

早めに内科・消化器内科へ相談したいサイン

  • 血便、黒い便、発熱、繰り返す嘔吐がある
  • 意図しない体重減少、強いだるさ、貧血を指摘された
  • 夜間に腹痛や下痢で目が覚める
  • 急に症状が始まり、急速に悪化している
  • 家族に大腸がんや炎症性腸疾患などの病歴がある

これらに当てはまる場合や、痛みが強い場合は、心療内科のみで判断せず、早めに内科・消化器内科などへご相談ください。

心療内科・精神科で相談できること

身体疾患についての確認を受けたうえで、症状とストレス・不安の関係が強そうな場合には、心療内科・精神科で相談する選択肢があります。診察では、腹部症状だけでなく、睡眠、食事、仕事や学校での負担、気分、不安、パニックに近い症状の有無などを丁寧に整理します。

過敏性腸症候群に伴う困りごとでは、生活リズムや食事内容を記録すること、症状への不安との付き合い方を考えること、必要に応じて薬物療法や心理的な支援を検討することがあります。治療内容は症状、身体面の評価、生活状況によって異なります。特定の治療で必ず改善するとはいえないため、ご本人に合う方法を一緒に検討していきます。

仕事・学校生活への影響が広がる前に

「トイレが心配で会議に出られない」「通学中の電車が不安」「欠席や遅刻が増えて自己嫌悪が強い」といった状態は、症状そのものに加えて、予期不安が生活の範囲を狭めている可能性があります。無理に我慢を重ねるほど、不安と身体症状の悪循環が続くことがあります。

特にお子さんでは、腹痛が登校しぶりの形で現れることもあります。ただし、腹痛だけで心理的な原因と決めつけず、身体面の確認と、学校生活・友人関係・学習面・睡眠などを幅広く見ていくことが重要です。

受診を考える目安

腹部症状が数週間以上続く、症状のために仕事・家事・学校生活に支障が出ている、下痢や腹痛への不安が強く外出を避けている、気分の落ち込みや不眠を伴うといった場合は、一人で抱え込まずご相談ください。

きもとメンタルクリニックは神奈川県厚木市の心療内科・精神科・児童精神科です。初診のご相談はお電話で承ります。初診は電話 046-280-6257へご連絡ください。再診は電話または公式予約システムをご利用ください。

よくある質問

Q. ストレスで腹痛があるなら、内科を受診しなくてもよいですか?

A. 自己判断はおすすめできません。腹部症状にはさまざまな原因があるため、特に血便、発熱、体重減少、強い痛みなどがある場合は、内科・消化器内科への相談が重要です。

Q. 過敏性腸症候群は不安障害やうつ病と関係しますか?

A. 不安や気分の落ち込み、睡眠の乱れが症状と影響し合うことはあります。ただし、必ずしも精神疾患があるという意味ではありません。症状の経過や生活への影響を個別に確認します。

Q. 子どもが学校のある日にだけ腹痛を訴えます。

A. まず身体の状態を確認することが必要です。そのうえで、学校生活の負担、不安、睡眠リズム、発達特性などが関係していないかを幅広く考えます。欠席が続く前に相談することも一つの方法です。

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