2026.09.24ブログ
厚木市で介護のストレスによる不眠・イライラ・気分の落ち込みを相談したい方へ|心療内科・精神科の受診目安


家族の介護は、日々の生活を支える大切な営みである一方、長期間にわたる緊張や睡眠不足、先の見えにくさを伴うことがあります。「自分が頑張らなければ」と思うほど休みづらく、気づかないうちに心身の負担が積み重なることもあります。
眠れない、些細なことでイライラする、気分が沈む、動悸や胃腸の不調が続くといった変化は、意志の弱さではありません。ストレスへの反応として現れることがあり、早めに状況を整理して支援につながることが大切です。
介護を続けるなかで現れやすいこころと体のサイン
介護による負担の感じ方には個人差があります。介護の時間だけでなく、仕事や家事との両立、きょうだいや親族との役割調整、経済面の心配、本人の状態変化への不安など、複数の要因が重なることがあります。
気分や考え方の変化
- 以前より気分の落ち込みや涙もろさが続く
- 楽しみにしていたことにも関心が向かない
- 「自分がもっとできるはず」と自分を責めてしまう
- 将来のことを考えると強い不安に包まれる
- 家族や介護を受ける方にきつく当たってしまい、後でつらくなる
睡眠・体調の変化
- 寝つけない、夜中に何度も目が覚める、早朝に目覚める
- 疲れているのに気が張って休めない
- 頭痛、肩こり、胃の不快感、食欲の変化がある
- 動悸、息苦しさ、めまいなどが繰り返される
- 集中しにくく、仕事や家事でのミスが増えた
こうした症状には、心身のストレスが関係する場合があります。一方で、身体の病気、服薬の影響、睡眠時無呼吸症候群など別の原因が隠れていることもあります。症状に応じて、かかりつけ医や必要な診療科との連携を検討します。
「介護うつ」と決めつけず、今の状態を丁寧に確認することが重要です
介護をきっかけに生じる不調は、適応障害、うつ状態、不安症、睡眠の問題などとして現れることがあります。ただし、症状だけでご自身や周囲が診断を決めることはできません。
診察では、いつ頃からどのような症状があるか、生活や仕事への影響、睡眠や食欲の状態、これまでの心身の経過、介護の状況などを確認します。そのうえで、休息の取り方、環境や役割の調整、心理的な支援、必要に応じた薬物療法などを個別に検討します。薬を使うかどうかや種類は、症状の程度、身体の状態、生活背景を踏まえて慎重に判断します。
心療内科・精神科への相談を考える目安
一時的に疲れを感じることは珍しくありません。しかし、次のような状態が続く場合は、一人で抱え込まず相談をご検討ください。
- 不眠、気分の落ち込み、不安、イライラが2週間以上続いている
- 仕事、家事、介護そのものを続けることが難しくなっている
- 食事が取れない、体重が大きく変化した、日中も強い倦怠感がある
- 不安発作のような動悸や息苦しさが繰り返され、外出や運転が不安になった
- 消えてしまいたい、自分を傷つけたいという考えが浮かぶ
自分を傷つけたい気持ちが強い、具体的な方法を考えている、ひとりで安全を保てないと感じる場合は、予約を待たずに119番、救急医療機関、地域の相談窓口などへ連絡してください。
相談時に伝えると役立つこと
初診では、完璧に説明しようとしなくて大丈夫です。メモがあれば、①困っている症状と始まった時期、②眠れている時間や食事の状況、③介護と仕事・家事の両立状況、④利用している介護サービス、⑤服用中の薬や通院中の病気、をお伝えいただくと、状況を共有しやすくなります。
介護を担う方の心身を守ることは、介護を受ける方との生活を考えるうえでも重要です。すべてを一人で担おうとせず、家族、地域包括支援センター、ケアマネジャー、医療機関などと役割を分ける視点も大切になります。
厚木市で介護によるこころの不調をご相談の方へ
きもとメンタルクリニックは、神奈川県厚木市の心療内科・精神科・児童精神科です。介護に伴う不眠、気分の落ち込み、不安、緊張、仕事との両立によるストレスなどについて、現在の困りごとを伺いながら診療を行います。
初診をご希望の方は、お電話 046-280-6257 へお問い合わせください。再診はお電話または公式予約システムをご利用ください。
よくある質問
Q. 介護している本人ではなく、家族が相談してもよいですか?
A. ご家族からの相談も可能です。ただし、診断や治療方針の判断には、原則としてご本人の診察が必要です。受診を勧める際は、「休むためにも一度相談してみよう」など、責めない伝え方を意識するとよいでしょう。
Q. 不眠だけでも心療内科・精神科に相談できますか?
A. はい。不眠はストレス、気分の変化、不安、身体的な要因などさまざまな背景で起こります。睡眠の状態と生活への影響を確認し、必要に応じて他科での評価も含めて考えます。
Q. 介護サービスを利用していても、気持ちが限界に近いと感じます。
A. サービスを利用していても、心理的な負担や役割調整の難しさが続くことはあります。症状の治療と並行して、利用中の支援体制についてケアマネジャーや地域包括支援センターへ相談することも選択肢です。



